「なので」はごく最近使われ出したのかと思いのほか、十年ほど前からすでに使われていた。
「な」は断定の助動詞「だ」の連体形なので、文中に使われのが普通。それを文頭に使い出した。
「だから」はすでに定着した一語の接続詞となって久しい。「だ+から」の類推「な+ので」である。
理由を示し、意見を述べ理詰めの展開をする、いわゆる「順接の接続詞」である。「それ故」ほど
ではないが、「だから」は強く相手に迫る。「なので」はそれをやわらげ、ソフトな感じの新表現。
正式には認められていない、話し言葉である。書き言葉としては、今まだ使う人はいない。
新接続詞 「なので」

