気ままなる旅に出たいと思う時【行雲流水】
日と月と【光陰流水】年月の水の如くに流れ去りゆく
執着も拘りもなく【雲遊萍寄】浮草のように流れに任せ
俗世を超越した関係【雲霞之交】求めるべきもない濁世
一所不住の【沙門雲水】行脚僧〔樹下石上〕を宿とするなり
【雲水行脚】真似事のようなお四国さん歩き遍路に時に出会うも
【青雲之志】持ち故里を出でし若者その後は知らず
逆巻く波乗り越えてゆく【雲濤煙浪】雄大な海
雲霞のように姿を変えるさま【雲容煙態】それも人生か
この先は【行雲流水】〖風月〗を友に諸国を歩くさ〔司馬遼太郎〕