碑の文化

【西讃文学碑】これも西讃の観音寺市三豊市に限る一〇〇基。歌碑・句碑・詩碑など合わせて一〇〇基。地元出身の歌人俳人・詩人の代表作品を刻んだもの。すこし疑問に思われるのは、ご自分の個人的好みの作品を建てている場合である。この場所にそれがある必然性がほしい。人の大勢寄ってくる観光地であっても、静かで美しい自然の中にあっても、記念すべき邸宅の隅にあっても、碑文はありがたい。心のこもった歌句ならば、癒される。単なる記念碑や顕彰碑ではつまらない。そういうものに限って大きい。

【紙碑】小さくていい。目立たなくてもいい。その辺りにある庭石でいい。自分の心をこめた碑を建てたいものだ。それがいやならば。紙を折って四面体にして建てるようにして、室内において鑑賞できる私製紙碑を作られたらどうだろう。ノート・パソコンのような平面ではなく、立体化して、自分の歌句を立ち上げること。それは新生面の誕生です。

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