◎一般に【孤独死】などと使わずに 格調高く【孤高死】と言いたい
人知れず【孤苦】に耐えしか悟りしか非情に報道【孤独死】の部屋
身についた【孤独癖】とは言いながら一気に牙城超えたき時も
甘えずに【孤軍奮闘】底力出し切ってこそ命は滾る
運なくンば【孤城落日】落命も不運と任じ潔く逝く
寂寞の【孤雲野鶴】を遠景に男児の義侠果たすその朝
耐え忍ぶ【孤愁】の境地心模様俗人などに解されるなく
ひたすらに【孤塁】を守り生きてゆく世に容れられるか否かを越えて
独り身の【孤蓬】ちぎれて風に舞い飛ばされていく儚き姿
戦争未亡人【孤閨】に堪えて令和まで生き来し戦後七十六年