父の遺言状

昭和17年満洲の父から当時4歳の内地に住む僕に宛て書かれた遺言状です。父は満蒙開拓青少年義勇軍香川県送出の中隊長でした。その後80年間片時も放さず持っていたものです。冒頭の一文「俳聖芭蕉臨終の時、弟子より辞世の句と望まれ『吾生前の句皆辞世の句ならざるはなし』と。自分も常に右の事を念頭に置いてゐた。故に殊更遺言めかしものはない。生涯の言行之れ皆遺言と思はれたし 云々」 〔わが父ながら名文と思う〕 

我が筆名は万葉学者鹿持雅澄にあやかる。剣持とはぺン持の反意語。「ペンは剣より強し」文武両道は駄目。武を棄て文(pen)に就きたい。

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