2022-03-22 永き日(十句) ~けふからはひとひひとひのひながかな~雅舟 鶏の仲間割れして日永かな 小林一茶 永き日や欠伸うつして別れ行く 夏目漱石 永き日や鳩も見てゐる居合抜 永井荷風 古着市出盛り過ぎの日永かな 青き月斗 永き日のにはとり柵を越えにけり 芝不器男 永き日や相触れし手は触れしまま 日野草城 永き日の島一つ沖へ行く如し 大串 斗 永き日の波音ばかり潮仏 三木綾子 待ち人を待つも気ままな日永かな 中山芳子 絵馬堂の鳩よ日永の含み声 田中めぐみ