【春~】十首歌

【春色】が好きで身を寄せるWindow我を忘れて吸い込まれいて

【春愁】を好む俳人多くあり虚構の恋の紛れ易かり

枯れしもの枯れしままにて【春意】兆す自然の力何処から来たる

老いて生く遊び心は【春心】永遠なるもの求めぬものの

したたかに【春興】小粋に楽しんで悔いなく蕩けて春野只中

眺めとも希望ともとれる【春望】の言葉自体の響きを愛す

春闘】の時代はるかや 今令和 国の内外一触即発

【春燈】や別れる定めに耐えていて光と影のDelicacy哉

【春風】や闘志いだきて丘に立つ  虚子の名句に立ち討ちできず

【春秋】を重ね老いゆく人生の【春夏秋冬】行方知らずも

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