森川義信＝大正七年十月十日 生～昭和十七年八月十三日 没 (亨年 二五歳)
河田誠一＝明治四十四年十一月二十三日生〜昭和九年二月三日没 (享年 二四歳)
森川より河田が七歳ほど先輩になるが、夭折した詩人であることで共通する。早稲田を一年で中退して帰郷、詩才文才が特に優れた親友に恵まれ開花する寸前病魔に襲われて夭折してしまった。後輩として哀惜の念を禁じ得ない。遺族・親友によってそれぞれ鎮魂の詩集が一冊ずつ発行されている。二人ともに夭折しているため個人墓碑はない。
『森川義信詩集』昭和四十六年刊 国文社発行、代表作品「勾配」
『河田誠一詩集』昭和十五年刊 昭森社発行、代表作品「春」
より詳しく真相を知ろうとすれば、次の文献資料を参考になる。ほとんど重要資料がここに寄託されている。
河田誠一文献資料＝早稲田大学図書館)
