千里の馬は常にあれども

世有伯楽、然後有千里馬。千里馬常有、而伯楽不常有 (韓愈『雑説)

 世に伯楽有りて、然る後千里の馬有り。千里の馬は常に有れども、伯楽は常には有らず。(有能な人材は、いつの世にもいるが、これを用いて十分に腕を発揮させるだけの優れた眼力を持つ為政者は少ない) 敷衍して言えば、いつの世にも才能を見出し伸ばしてやる指導者は欲しいのだが、めったにない。自分より身の回りの人をいちはやく見出し伸ばせる心の広く豊かな人でありたい。