能登半島の万葉歌

 

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    珠洲の海に朝開きして漕ぎ来れば長浜の浦に月照りにけり 

                   (大伴家持万葉集』巻17-4029)

北端の珠洲より南下、能登半島東側海岸沿いに一日がかりの旅。家持が越中国司だっ

た時に詠んだ歌。能登震災に喘ぐ令和の今、今昔の感に堪えない。