2024-12-04 蕪村の句「門を出れば我も行く人」 門を出(いづ)れば我も行人(ゆくひと)秋のくれ 蕪村 安永3年(1774)9月2日了角・乙総宛て書簡に 明和3年(1776)9月大阪より讃岐へ同5年4月23日丸亀妙法寺出立、帰京の途に就く(53歳) この時詠まれた句ではないが、感慨としては同感するものがあったかもしれない。蕪村は芭蕉や一茶のように多くの旅をしていない。宗鑑の一夜庵まで来ていない。 「蕪村菴」での蕪村の句には きのふ花翌(あす)をもみぢやけふ(今日)の月 (春は花、秋は紅葉、夏の月⋯花鳥風月の風雅に遊ぶ)