minminさんの山帽子三句

     山帽子散らして過ぎる通り雨
     雨にぬれ白さ増しける山帽子
     フランドルの鐘の響けり山帽子
 
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  俳諧の伊丹ちまたの山帽子  雅舟       (数年前、柿衛文庫*を訪れて)
 
 *「柿衞」という名は、江戸時代に伊丹の美酒にひかれて訪れた文人たちが愛でた「柿」の木を「衞る」というところからつけられた名。
  岡田家の当主岡田利兵衞が「柿衞」と号した。
 柿衞翁は明治25年(1892年)伊丹に生まれ、家業の酒造業を継ぐとともに、伊丹町長、伊丹市長の要職を歴任、伊丹市名誉市民となった。さらに芭蕉を中心とする俳文学の研究にいそしみ、学術研究の資料として多くの俳諧関係文献を収集した。
【柿衛文庫】はきわめて貴重な俳諧文学 文化遺産である。