2011-06-14 minminさんの山帽子三句 #俳句、川柳 山帽子散らして過ぎる通り雨 雨にぬれ白さ増しける山帽子 フランドルの鐘の響けり山帽子 俳諧の伊丹ちまたの山帽子 雅舟 (数年前、柿衛文庫*を訪れて) *「柿衞」という名は、江戸時代に伊丹の美酒にひかれて訪れた文人たちが愛でた「柿」の木を「衞る」というところからつけられた名。 岡田家の当主岡田利兵衞が「柿衞」と号した。 柿衞翁は明治25年(1892年)伊丹に生まれ、家業の酒造業を継ぐとともに、伊丹町長、伊丹市長の要職を歴任、伊丹市名誉市民となった。さらに芭蕉を中心とする俳文学の研究にいそしみ、学術研究の資料として多くの俳諧関係文献を収集した。 【柿衛文庫】はきわめて貴重な俳諧文学 文化遺産である。