#俳句、川柳

砂蟹の威し

鋏上げ 必死の脅し 小砂蟹

芭蕉セミ4句

芭蕉に付け句

拙著 『芭蕉との対話』から 三例抜き出してみました。 芭蕉の発句に付け句したものです。

芭蕉の涼しさ

夕暮れの静寂(しじま)に

夕暮れのしじまに我と蝉対峙 古義軒

今宵半月

月今宵半月掛かりて 発句 七夕や秋を定むる夜のはじめ 芭蕉 脇 この年立秋六月十六日 雅舟

鶏頭の花

盂蘭盆の近づき色増す鶏頭花

今芭蕉の雨宿り

尼寺や令和八朔蝉しぐれ

讃岐野や 令和八朔 蝉時雨

夏今咲く花

君の名は忘れて恍惚令和人 無名人

八朔朝展墓

旅人と我が名呼ばれん初しぐれ  芭蕉

旅人と我が名呼ばれん初しぐれ 芭蕉

芭蕉の風衣を埋納した指馬の塚

蝉のひと時

蝉しぐれ

蝉しぐれ すべて求愛一筋とか

合歓は芭蕉の笑み

令和の世 合歓は芭蕉の笑みなるか 雅舟

カンナ電車

カンナ電車黙殺されし墓標かな 雅子 禅宗の〇印ある墓標かな

稲の花咲き始める

令和元年百日過ぎて百日草

令和元年 百日過ぎて 百日草 剣持雅澄 詠

大蜘蛛が生きたる蜂を運びいる

大蜘蛛が生きたる蜂を運びいる

睡蓮は一輪あれば

睡蓮は一輪あれば足らふなり 雅蕉

メダカの観察

繊細に メダカの動く 梅雨晴れ間 芸術品として

蜻蛉・蝉同居令し和やかに

蜻蛉 蝉 同居令し 和やかに 令和夏 雅蕉

花水木の青葉

花水木花咲くまではただ待つのみ

平田風石の俳句

観音寺市大野原町

夏の葉

夏の葉も 色とりどりの 面白さ

香川県芭蕉句碑

大野原芭蕉句碑

「寂しさ」は間違いか? 芭蕉句碑 大野原町中姫弁天前 すずしさやすぐに野松の枝の形 はせを 芭蕉句碑(黄葉塚) 大野原町萩原高尾観音堂境内 とうとがるなミだや染て散るもみぢ はせを芭蕉句碑 大野原町中姫弁天前 すずしさやすぐに野松の枝の形 はせを 芭…

小学生「夏の句」

数十年前の小学生佳舟句集『銀河』より

芭蕉の早苗塚

観音寺市 琴弾八幡宮前 芭蕉の早苗塚 天保十年再修