2022-02-01から1ヶ月間の記事一覧

大伴家持「防人の別れを悲しむ歌」

『万葉集』巻二十 大伴家持の長歌及び反歌 防人の悲別わかれの情こころを陳ぶる歌一首、また短歌 4408 大王の 任まけのまにまに 島守さきもりに 我が発ち来ればははそ葉の 母の命は 御裳みもの裾 摘み上げ掻き撫で ちちの実の 父の命は 栲綱たくづぬの 白髭…

2月13日誕生日の花と花言葉歌句

2月13日 誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございます。 (拙句)今日一日お日さま色で生きてみむ 雅舟 【花】キンセンカ(キク科) 【花言葉】 慈愛【短歌】誰とでも仲良くしそうなキンセンカお日さまいろの顔をあげたり オレンジや黄色の花を咲…

蝋梅 黄梅

蝋梅や枝まばらなる時雨ぞら 芥川龍之介 蝋梅のかをりやひとの家につかれ 橋本多佳子 黄梅に佇ちては恃む明日の日を 三橋鷹女 黄梅に馴染徽墨に馴染かな 後藤比奈夫

海行かば 水漬く屍 山行かば 草生す屍

【海ゆかば】 当時の大日本帝国政府が国民精神総動員強調週間を制定した際のテーマ曲。信時潔が日本放送協会の嘱託を受けて1937年(昭和12年)に作曲した。信時の自筆譜では「海ゆかば」である。 放送は1937年(昭和12年)10月13日から10月16日の国民精神総…

春光遅々【万葉の花】

万葉の「さきくさ」は「ミツマタ」さは言えど「沈丁花」と言い張る人もあるなり

防人の歌3首(万葉集巻14}

防人に経ちし朝明の金門出に手放れ惜しみ泣きし児らはも 葦の葉に夕霧立ちて鴨がねの寒き夕し汝をば偲はむ 己妻を人の里に置きおほほしく見つつぞ来ぬる此の道の間

2月12日誕生日の花と花言葉歌句

2月12日 誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございます (拙句)若者も「同行二人」遍路みち 雅舟 【花】アセビ(ツツジ科)【花言葉】 二人で旅をしよう 【短歌】花房の白きアセビの続く道きさらぎの空高く晴れたり 釣り鐘形の小さな花が寄り集ま…

防人の限度を越えて(10首歌)

北辺の守りとなりて我が父は北満の雪となりて消えたり 日本本土守るだけでは飽き足らず海外進出侵略し初め 防人の立場を越えて外国へ攻め入る近代日本の過ち 捨て置けば鬼畜米英南から攻め入る恐れ満洲見放す 八紘一宇などと嘯き海外進出合理化するという愚…

旧制一高の非戦の歌 反戦譜

『旧制一高の非戦の歌 反戦譜』 運(めぐ)るもの星とは呼びて/罌粟(けし)のごと砂子の如く/人の住む星は転(まろ)びつこの第一節から始まる「一高寮歌」はただものではない。鋭く時代を感じ取る作者、そしてそれを見抜いて『反戦譜』として上梓した本書著者…

自衛隊員【防人】の歌10首

万葉の家持という偉い人防人に歌作らせし歌人 岬守り外つ国人を撃退す使命を帯びし防人なりし 大方は東国の人駆り出され北辺防備古代防人 徴兵制古代もありし園に後に途絶えたるらし防人制度 いとしい人家族と別れ筑紫まで防人達は駆り出されける 妻子持ち独…

比喩諷詠

悲しみは雪のように なんとでも 風のささやき 私の太陽 安っぽい唄流れいて深夜便 聞き忘れたる比喩甦る

2月11日誕生日の花と花言葉歌句

2月11日 誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございます (拙句)梅佳節 この美しき日を生きむ 雅舟 【花】マンサク(マンサク科) 【花言葉】 神秘 直感 【短歌】除雪せし側の枝から咲きはじめマンサクの花まだ雪の中 マンサクはまだ雪の消えない…

大空を翔けめぐる

この村里には、たくさんの人が住んでいました。五十年前に住んでいた人々のことを知っている人は僅かです。百年前の人々のことは誰も知っていません。みんな、今生きることが精一杯ですから、ここにいない人のことなど全く頭にありませんね。 人は死んで何に…

桜貝一つ君に捧げむ

さくら貝の歌 うるわしき 桜貝ひとつ 去りゆける 君に捧げむ この貝は 豊浜の浜辺に われひとり 今しがた拾いし貝よ ほのぼのと うす紅染むるは その昔の君のかんばせ⋯頬の紅潮⋯

いつお参りに来たのですか?

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春の雪(10首歌)

永遠を約束されても悲劇は静かに⋯三島由紀夫『春の雪』 こぶしの中ではらはらと泣く雪⋯石川さゆり「春の雪」 春の雪痴人の黒き頭髪に⋯山口誓子『晩刻』に載る 春の雪空の静かさ降るやうに⋯成田千空『忘年』に載る 海はみな白魚になれ春の雪⋯樗堂『萍窓集』に…

2月10日誕生日の花と花言葉歌句

2月10日 誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございます (拙句) アザレアは姉妹の花と言うべけれ 雅舟 【花】アザレア(セイヨウツツジ科) 【花言葉】 愛の楽しみ 節制【短歌】にぎやかに語りあいつつ寄りあえる姉妹のようなアザレアの花 花が大…

じっこくおさむ著『桃青の詩的生涯』

『桃青の詩的生涯 試論詩・芭蕉伝』 じっこくおさむ著 第一幕 エメラルドの時代 19歳~29歳 第二幕 ピンクの時代 32歳~37歳 第三幕 ブルーの時代 37歳~40歳 第四幕 白の時代 41歳~42歳 第五幕 ライトグリーンの時代 43歳~45歳 第六幕 グリーンブルーの時…

Originality(10首歌)

みんな違ってみんないいその鷹揚さ万事にわたれ 小さいなりに使い道ある石ころの大きいばかりがいいわけでない 何か特徴必ずあるから見つけ出し伸ばして育てて役立てるゆとり 品定めまで禁止することない品質無視して商売ならぬ どうしようもないと決めつけ…

紅梅円墳風まどか

紅梅や母神円墳風まどか 雅舟

昨秋の残りザクロに出会ひたり

早春の二月の今まで柘榴の実我を迎えて微笑みにけり

2月9日誕生日の花と花言葉歌句

2月9日 誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございます (拙句)緋を翳す寒木瓜の情冷ますべし 雅舟 【花】カンボケ(バラ科) 【花言葉】 熱情 【短歌】寒の陽をはねかえしたるカンボケの心根朱し素朴に朱し この花のあたたかな朱色が、冷たさが残…

ぬめぬめ人生(10首歌)

決断を迫られようが悠然と事の初めは渋るのがいい 出直しをして来いなどと人様に言われぬように熟慮しておく 好き嫌いなく悠然と余裕持って柔軟に対応のらりくらりと 粗削りでもいい進んで行く先の不測の流れ感知するべし 浮き沈み鵜の目鷹の目あれこれと見…

山頭火 母に死なれて半世紀

早春のQueenセネシオ

色合いの好みに合うなり 桂華・貴鳳

菜の花やせめて牧場に飼われたし

讃岐野や雲辺寺山麓春近し 雅人

万葉の歌の「久木」とは?

ぬばたまの夜の更けゆけば【久木】生ふる清き河原に千鳥しば鳴く(万葉巻6ー925) ※久木=①木ササゲ ②赤目柏(アカメガシワ) アカメガシワ キササゲ【楸】松島の国宝瑞巌寺境内にこの木が植えられていた。

万葉集防人の歌20首選

万葉防人の歌 全 118 首 第7巻 2 首 第13巻 2 首 第14巻 5 首 第20巻 109 首 4322 我が妻はいたく恋ひらし飲む水に影さへ見えてよに忘られず 4323 時々の花は咲けども何すれぞ母とふ花の咲き出来ずけむ 4325 父母も花にもがもや草枕旅は行くとも捧ごて行かむ…

本日 2月8日 誕生日の花と花言葉 歌句

2月8日 誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございます (拙句」春寒の野にこの花を見つけたり 雅舟 【花】サンガイグサ(シソ科) 【花言葉】 調和 【短歌】サンガイグサ咲き競いつつ早春の野辺おだやかに夕陽がとどく 鳥海昭子 一年のうちで最も寒…

競争を好まず(10首歌)

勝負事一切好まずのほほんと生き来し人生【真実一路】 勝ち負けを気にする人を避けて来て友人は皆【温厚篤実】 勝敗の関係のないスポーツはあらざるゆえに【敬遠遠慮】 努力する姿それだけ成績は二の次にして【学歴不問】 論争もまして政争厭離してどっぷり…