2023-02-01から1ヶ月間の記事一覧

雲色々 人も色々 幾春秋

彩りのあれば人生暗雲の立ちても心晴れ待ちて生く 雅人

海の中には母がいる

香川県三豊市仁尾町父母ガ浜 瀬戸内海燧灘

春寒 10句

春寒や天災人災席捲す 春寒や天に偽りなきものを 春寒や心の冷えの棲み着いて 春寒や和介健を目指すべし 春寒や露悪趣味など持ち出さむ 春寒や永遠の今消え失せり 春寒や悠久の今声ばかり 春寒や耐え忍ぶわざ忘れ去り 春寒や瞬間に夢撃ち落され 春寒や和布採…

2月19日誕生日の花と花言葉歌句

2月19日 誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございます (拙句)アネモネを父のポッケにささげたり 佳舟 【花】アネモネ(キンポウゲ科) 【花言葉】信じて従う 【短歌】信じ合う美しさありアネモネの色とりどりに咲きそろいたり 色とりどりのアネ…

万葉植物「ほよ」長寿の祈願

あしひきの山の木末(こぬれ)の寄生(ほよ)取りて挿頭(かざ)しつらくは千年(ちとせ)寿(ほ)くとそ 大伴家持

眠る子は屍の重さ月朧

眠る子は 屍の重さ 月朧 闇の中 一つの窓に 光る星 只今テレビ「俳句交換日記(日本⇔ウクライナ」)で知った俳句。

芭蕉の梅の発句に脇句を付けると

144 梅が香に追ひもどさるる寒さかな 四温くずれてものの芽躊躇 145 梅が香にのつと日の出る山路哉 處々に雉子の啼たつ(野坡) 146 梅が香に昔の一字あはれなり 花橘のいざなふ思ひ出 147 梅が香やしらら落窪京太郎 読み耽る姫物語熱 148 梅が…

接頭語「振り~」10句

振り切るも振り放すのも非情のわざ 振り返る隙間に逃げた金目当て 振り回すのもい加減にして下さい 振り翳す主義主張今どこへやら 天の原振りさけ見れば不二の山 振り込み詐欺下火になっても鎮火せず 愛嬌を振り撒くわざに疲れたり 馴染みの娘振り分け髪も肩…

早春は、そよ風に乗って

上り↓高松方面 下り↑松山方面 ここは香川県観音寺市柞田川鉄橋 玉藻よし讃岐の国の西の端 予讃線には早春の風 天災も人災もまたどこ吹く風 四国予讃線アンパンマン列車

2月18日誕生日の花と花言葉歌句

2月18日 誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございます (拙句)沈丁花「何に不滅の命ぞ」と 雅舟 【花】ジンチョウゲ(ジンチョウゲ科) 【花言葉】不滅【短歌】春雪に埋もれし今朝のジンチョウゲ起こせば強き香りを立てり 雪に押しつぶされたよ…

昭和の禍 10句

父と母 足して100歳 昭和の禍 日露とも 侵略の国 譲らない 二度と再び 好戦国とは なるまじや コロナ禍や 昭和の戦禍 読む令和 図書館の 郷土史郷土の 戦禍多し 令和今 反省の時 昭和+平成=平和? 本当に 平和だったか 前時代 コロナ禍に ころげた時を …

燧灘 姫浜 10句

瀬戸内の 真っ只中や 春潮 春汀 浜街道の 一直線 燧灘 春姫浜は 母の里 留魂像 前に花水 供へけり 一の宮 学徒出陣 訓練所 二人の子 戦死せし祖母 春又秋 岸壁の 祖母生きていれば 百五十歳 カメラとは 無縁の日常 春寒し 夕焼けて 浜辺で 乙女たち遊ぶ 渚に…

【見~】10 句

見たはずが見逃し見落とし見損ない 見世物の見せ掛け見抜く眼識力 見積もりが見当違い見誤り 見目眉目よき麗人の目鼻立ち 醜いは見難い顔立ち見にくいか 見栄っ張り見てくれよばかり気に掛ける 見比べて良きもの見極め見抜く力 見逃すも見抜く個人の見る力 …

2月17日誕生日の花と花言葉歌句

2月17日 誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございます (拙句) 秋田蕗ふところ深き人として 【花】アキタブキ(キク科) 【花言葉】 包容力 【短歌】 ごぶさたのお詫びのような音たてて雨にうたれるアキタブキあり 鳥海昭子 雨の中を久々に古い…

現代版枕草子「すさまじきもの」令和版

すさまじきもの=今言う「凄まじい」ものすごいものではなく、興ざめするものの意。 ※原典『枕草子』の「すさまじきもの」の章段 昼吠える犬。春の網代 。三四月の紅梅の衣 。 牛死にたる牛飼。子の亡くなりたる産屋。火おこさぬ炭櫃。博士 の打ち続けて女子…

令和の咎(10首歌)

人様がMaskはずせば三歳児泣くと言うなる令和の咎よ 覆面の当たり前なる世の中に目は口ほどにものをものを言うなり 生きるためそれも分らぬわけでないそれでも嫌味言われぬように 訴えるものがなければ生きているセイがないとも言われるこの世 我が著書を売…

音読み 訓読み 覚え書き

大人=ダイニン・おとな 中人=チュウニン(小中学生) 小人=ショウニン・こびと 飯=ハン・めし・いい(飯蛸) 飯久孝=めしくうたか(フルネーム・実在) 生=セイ・ショウ・き・いき・なま 世=セイ・セ・よ 目=モク・め 眼=ガン・ゲン・め・まなこ 風車=…

2月16日誕生日の花と花言葉歌句

2月16日 誕生日の全国35万人の皆さん おめでとうございます。 (拙句)ためらわず丈夫と呼ぶ花ローズ 雅舟 【花】レンテイローズ(キンボウゲ科) 【花言葉】 丈夫 【短歌】おもむろに咲きしと思う庭隅のレンテイローズに春の雪降る 鳥海昭子 ようやく…

適・敵・滴・摘・啇・㊜・歒・擿・樀・蔐

適当 にやって下さいなんとかかなうものだから 敵対 する者へも配慮することは当然でしょう 点滴 は続けてもう一本しましょうと軽く言われる 摘発 はしてもされたくありませんねえあなた 嫡子 家督を継ぐ後継ぎ正妻の子昔も今も嫡出子 啇 ひとすじにまとまっ…

令和新連句 雅歌仙(14) 雅澄雅博両吟 

雅半歌仙(14) 雅澄・雅博両吟 1 気配立つ春の息吹の白さかな 雅澄 2 待ちかねて咲く今黄水仙 雅博 3 妖精のエコーは見えず声ばかり 澄 4 呼べど答えぬ遠い日の影 博 5 夏汀ゼロを掛ければ皆ゼロに 澄 6 海風吹いてヴィーナス来たり 博 7 さばさばとダンテの…

【無~】四字熟語10首歌

作為なき【無為自然】とは言わるれど事程左様易々ならず 南無阿弥陀【無量寿経】を称えると西方浄土に生まれると 策弄し【無手勝流】に勝つという卜伝ならずともやってみたいこと 一般のサラリーマンも【無産階級】生産手段持たないのだから 頼みとする人な…

【~失】10 首歌

【紛失】物今日も探せど手掛かりなし言えば叱られ言わねば鬱 【遺失】物と届けられたる落とし物、忘れ物などどれだけ返るか 【喪失】と言えば一大事のことなれど無くなることに拘るなめ 【忘失】一件急に蘇り忘れるために四五日かかる 【消失】は【過失】と…

1月15日誕生日の花と花言葉歌句

1月15日 誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございます (拙句)仙洞草先頭に咲くデリカシー 雅舟 【花】 セントウソウ(セリ科) 【花言葉】 繊細な美しさ 【短歌】 一途なるあなたを想うセントウソウ清楚に白く花咲かせたり 鳥海昭子 山野の木陰…

あの世で再開する人に(10首歌)

先に旅立った連れ合いに会えるなど聞くが甘いなあ 先に旅立った親に会えるなど平凡だなあ肉親などは 先に旅立った先輩戦没者に会えるなど楽しみだなあ その中にあなたもいたのでしたかねえと父にもの言う 若いねえ孫ほどのお父さんですねえとはにかみながら …

【~虚~】の生き方(10首歌)

【虚空】見ておれば安らぐ命にして【空虚】などとは言われたくない 【虚構】仮構fictionである前提をことわっておかねば 【虚偽】真実にかなわぬか【虚実】交えて人欺くも 【虚脱】心臓の衰弱血液循環悪くなるそれだけのこと 【虚言】【虚語】たわ言ってどう…

「~ても生きていけるか」10首歌

手足がなくなっても生きていける 耳鼻がなくなっても生きていける 肝心の内臓がなくなれば生きていけない 酸素水飲食の糧がなければ生きていけない 父母がなくなっても生きていける 兄弟がなくなっても生きていける 連れ合いがなくなっても生きていける 親友…

2月14日誕生日の花と花言葉歌句

2月14日 誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございます (拙句) 山茱萸や平家落人棲める里 雅舟 【花】 サンシュユ(ミズキ科) 【花言葉】 持続 耐久【短歌】山茱萸に鳴る鈴かけて人恋うる民謡があり遠きふるさと 宮崎県の有名な民謡「稗搗節」…

2月13日誕生日の花と花言葉歌句

2月13日 誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございます。 (拙句)今日一日お日さま色で生きてみむ 雅舟 【花】キンセンカ(キク科) 【花言葉】 慈愛【短歌】誰とでも仲良くしそうなキンセンカお日さまいろの顔をあげたり オレンジや黄色の花を咲…

戦後78年~戦争の語り部となるために

今年は戦後78年と言っても、一般的に心に響くものがない。終戦記念日にでもなれば、また別である。今はその半年前なので、インパクトがない。自分の個人的立場からいえば、多少節目にはなると勝手に思っている。2 月15 日には市の女性大学で「平和の礎-戦没…

「ふるさと」の表記(10首歌)

漢字では【故郷】と書いてルビ無しで「ふるさと」と読んでほしい 【古里】と新聞が書くようになってから多くはこれにみならっている 【故里】がごく普通の当て方か【ふる里】も間違わず読んでもらえる 故郷 これは当て字の内か 音読「コキョウ」 訓読「ふる…