筆海帳解読2
234 月並の月や笠着の一夜庵 長知
233 犬つくは月にほへけん一夜庵 勝久
232 影涼し木の間の月の一夜庵 十一才女 毘沙
231 雲間高山々堯王室相延咲来・外風 勿作喫茶・・省・州暦語相・空 虚白
230 雲辺寺やむらにたとへは富士詣 定政
229 月に狂句花に味あり一夜庵 基澄
228 かけまくも・・・の月や一夜庵 基義
227 題一夜庵 鑑公拠戟後瀟洒出塵区 一夜乾坤楽曲肱請五湖
226 かさゝきのはしの霜ふむ一夜庵 武重
225 賦何鴉筆を点して一夜庵 家寛
224 その暁さうほとゝきす一夜庵 吉玄
223 月や破れん・々として琴引山 廣吉
222 賦何鴉筆を・して一夜庵 家寛
221 その暁さそほとゝきす一夜庵 吉玄
220 月や破れん・として琴引山 廣吉
219 百余年の花新・に開きけり一夜庵 実常
218 老の波てしほの月や火うち灘 尚常
217 老の波てしほの月や火うち灘 尚常
216 雷そ鳴おもく路鴉一夜庵 正慎
215 佛手柑もみのりを垣に一夜庵 慧欣
214 蛸の様・山ふしかれい火打灘 正香
213 行暮て自をあるしや一夜庵 栄次
212 臂ハ磯へ揖枕月火うち灘 藤重
211 穂の見えて足つき・り・いなつミ山 十一才梅女
210 きのふかも早苗とりしか稲つミ山 十才・女
209 道ひくや・林のしきり犬築波 ・鳥
208 ・・聞く・・残る一夜庵 望・
207 さつき晴浦島箱や一夜庵 久之
206 月出て螢はむなし一夜庵 十才空兆
205 花に客や猫もしゃくしも一夜庵 吉重