憂国の志士


         「憂国の志士」 父の遺言状

 昭和21年3月年12日、74年前の今日、父は満洲奉天に戦病死。戦後引き揚げを目の前にして命尽きた。
満蒙開拓青少年義勇軍の中隊長として、昭和17年5月渡満、北満の地で3年間の現地訓練を終え、時勢柄
満ソ国境に近い開拓団に併合入植していたのだった。8月6日,日ソ不可侵条約を破り、ソ連軍が攻めて来られてから危急存亡の危機に見舞われた。軍隊ではないと言い張ってなんとかシベリア抑留は免れた。

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