あゝ許すまじ原爆を
七十五年草木が生えぬと恐れたり以来七十五年が経過
黒焦げの人の転がるヒロシマのその惨状の真っただ中に
今日一日何も手つかずヒロシマの理不尽の禍を怨んで居たり
身の回り被爆死の墓に詣でたり知らずにそこで煽りを受けて
遊学の地を広島に選びたり東京阪神歯牙にもかけず
四年間広島の街走り回り被災業苦を感じて過ごせり
核廃絶願いもよそに今もなお核開発は留めようなく
今もなお国々競い核保有拡大の愚を続けて居たり
終末時計残り100秒この危機感を人皆が持て
一瞬にして全世界全人類滅ぶ日あってはなりませぬ