コロナ禍を転じて福と為す【転禍為福】などと平気で言えない
禍福は糾える縄の如し【禍福糾縄】コロナ幸など黙して語らず
同等に【禍福相貫】など言えど偏っている幸運不運
幸不幸共に自ら招くもの【禍福由己】と言われたくない
禍の生ずるは〔胎=兆し〕あり【禍生有胎】逸早く察知
思い通り事が運んで油断する【禍生得意】不幸はそこから
気に留めずゆるがせにするする不仕合せ【禍生於忽】たちまち起きる
禍は不徳から生ず【禍生不徳】これはとても受け入れられない
利と害と隣り合っているように【禍福相門】禍福も門を同じうす
思いがけない不幸は【禍重乎地】大地より重くのしかかる