『万葉集』に詠まれた梅の花は白梅

万葉集』に詠まれた梅の花は117首ある。その内の四分の一の数の歌が太宰府大伴旅人館における宴の時に詠まれたものである。梅の花は雪と組み合わされて詠まれる。

この頃、紅梅は中国からまだ伝わっいなかったと思われる。

 わが苑に梅の花散るひさかたの天より雪の流れ来るかも 大伴旅人

 妹が家に雪かと降ると見るまでにここだもまがふ梅の花かも 小野国

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