2022-02-14 松任谷由実「春よ来い」沈丁花=万葉の花「さきくさ」 春さればまづ【さきくさ】の幸くあらば後にも逢はむな恋ひそ我妹 (巻10・1895) 『万葉集』に歌われた「三枝(さきくさ)」が現在のどの花に当たるのかはっきりしていない。ふさわしいものとしてミツマタ、ジンチョウゲなどの名前が挙げられている。 ♪春よ、来い♪ 松任谷由実 淡き光立つ 俄雨 いとし面影の【沈丁花】 溢るる涙の蕾から ひとつ ひとつ香り始める それは それは 空を越えて やがて やがて 迎えに来る 春よ 遠き春よ 瞼閉じればそこに愛をくれし 君の なつかしき声がする 君に預けし 我が心は 今でも返事を待っています