松任谷由実「春よ来い」沈丁花=万葉の花「さきくさ」

春さればまづ【さきくさ】の幸くあらば後にも逢はむな恋ひそ我妹 (巻10・1895)
『万葉集』に歌われた「三枝(さきくさ)」が現在のどの花に当たるのかはっきりしていない。ふさわしいものとしてミツマタジンチョウゲなどの名前が挙げられている。
  ♪春よ、来い♪  松任谷由実 
 淡き光立つ 俄雨    いとし面影の【沈丁花  溢るる涙の蕾から   ひとつ ひとつ香り始める  それは それは 空を越えて   やがて やがて 迎えに来る   春よ 遠き春よ 瞼閉じればそこに愛をくれし 君の なつかしき声がする    君に預けし 我が心は   今でも返事を待っています
 

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