芭蕉翁之居士衣伊賀朱麓伝持之矣。
有故伝加賀之半化房闌更受又伝之於僕、
今茲寛政五年癸丑十月十二日当翁百年祭
謹而感其徳恵以是焉思之白羽謀作感此碑
左右房指馬欽自誌焉。
寛政5年(1793年)建立されたもの。芭蕉の遺品で弟子から弟子に受け継がれていた衣が保存に耐えなくなり、元禄7年(1694年)芭蕉没後100年を記念して、墓地の一隅に埋納した。この時の関係者は指馬・白羽・卜仁などであったが、詳細は不明。指馬の墓碑はこの傍らにある。
旅人と我が名呼ばれん初しぐれ 芭蕉