満年齢と数え年

 現在、現存者は正式には満年齢で記すことになっているが、享年(行年)になると古い人では墓碑などには数え年の記載が多い。生誕年月日が正確に分からなければ、数えでゆくしかない。数えか満かまで付加されていないのが普通。戦前 戦後で判断するしかない。ただ根強く寺院の方では昔ながらの数えで記載されているのではなかろうか。市町の戸籍では 満年齢であることは間違いない。お位牌は住職が記すので 数え、墓碑に刻むのも同様だろうか。現代的に現戸籍どおり満にするのか、遺族の自由であるかと思う。

  ところで、喪中はがきがすでに10 通は来た。「母小泉由江が二月に九十八歳で永眠いたしました」裏に住んでいた、一回り上の従姉弟で優しく接してくれた思い出がある。