来秋は郵便料金値上がりす三十年間据え置きの後
隣りでも遥か遠隔の地にしても同じ値段の郵便賞賛
信書の秘密絶対信頼よく守り尽してくれる郵政感謝
来年の年賀はがきも85円となるならば止めると言う人もある
小豆島壷井栄の生活も作品の中にも郵便関係多し
小豆島へもう行くことはないけれど賀状でつながる師弟関係
六十年絶えることなくつながりし一年一通一枚の賀状
若き日のまま筆跡は変らない巧拙抜きにただに恋しき
まだ五年十年続くかもしれぬ海越えていく心の賀状
恋文も見られることなく届けてくれ有り難かった往年の日々