蕪村における「花月」「昨日今日」

●きのふ花  翌(あす)をもみぢや  けふ(今日)の月   蕪村(安永3年)

 過ぎ去った春の花桜、これから来る秋の紅葉、今日の名月の美しさよ。

 一句に花・紅葉・月を詠み込むとは⋯

🔴月天心貧しき町を通りけり  蕪村(明和5年)  名句

🔴菜の花や月は東に日は西に  蕪村(安永3年) 名句中の名句