小豆島旅行の歌(鉄道唱歌の曲)

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 島旅行の歌. [ 小豆島 ]苗羽小学校川西覚先生が大正5年作の歌。鉄道唱歌の曲
15番まであり、島の名所が内海から時計逆回りに 歌い込まれている。
 50年前、小豆島に新任高校教師として赴任し、500枚の風景画を描いた私。
こんな歌があることを今日初めて知って、驚いている。ここに詠みこまれているすべての地名が
懐かしい。
  この中には八~九の間にあるべき「前島風景」が欠落している。よって、小生があえて追補し、順番も変えてある。
 
  
       新「小豆島鉄唱歌」 
 
 1 島の玄関土庄港 遠く屋島の見渡せる
    前島めぐり小瀬千軒 鹿島明神あがたや
 
 2 次は富岡双子浦 入部を過ぎて蒲生ゆけば
    島そうめんの産地なる池田の浜にと着きにけり
 
 3 高きお山の西の滝 弘法大師を慕ひつつ
    鐘の響きの長勝寺 昔を語るものもの多し
 
 4 城山トンネル通り抜け 誓願寺の大ソテツ
    樹齢は古く色青く いつも気高き姿なり
 
 5 一本松の蔭過ぎて 水木は試作オリーブ園
    御寄泊記念碑仰ぎつつ 清水下村過ぎゆけば
 
 6 秋は紅葉の神懸山 奇岩の姿あちこちに
    紅雲亭の水清く 老杉洞の蔭くらし
 
 7 塩田作業眺めつつ 島醤油の産地なる
    安田苗羽の港には 積み出す船は西東
 
 8 送り迎えし旅の空 連れ立つ友も健やかに
    隼山に月出でて 楽しく我家を照らすなり
 
 9 花咲き匂春の頃 碁石の山を右に見て
    左に内海弁天島 郷社八幡過ぎゆけば
 
10 忠臣佐々木信胤の 星ケ城跡は程近し
    安田の里の朝霞 清滝詣りのリンの音
 
11 花橘や岩ケ谷 そよ吹く当浜風受けて 
    石材多き福田村 河内の介の石碑あり
 
12 山路の朝露踏み分けて 小部は恵門滝不動
    大部や滞琴塚と 過ぎ行くほどに小海の浜  
 
13 大阪城を築きたる 余石は昔を語るなり
     見目屋形崎馬越えて 次は長浜小江の瀬戸 
 
14 神楽崎ともろ共に 古くいわれの滝宮
    僧の行基の開基なる 松林寺あるは長浜よ
 
15 大谷浜辺を磯伝ひ 豊島小豊島眺めつつ
    通る汽船の笛の音は 楽しく旅する友なれや
  
16 宝生院の柏の木は 応神帝のお手植えよ
    製塩業の盛んなる 渕崎村はこの所