#短歌

万葉のつらつら椿

いつまでもあると思った

孝行をしたい時にはない親よ いつまでもあると思った愚かなわたし

かたかごの花

三月二十九日の誕生花「カタクリ=かたかご」

自由の歌10首

自由の歌10首 贅沢と言われるけれど俗世を離れて気ままなる旅したい そう言えばあなたもいつかそんなことこぼしたことがありましたねえ お遍路のような苦行難行をする気にあらず自由なる旅 どちらかと言えば西行芭蕉など風流風雅の旅がしたいのだ 観光旅行…

虫ならずとも蠱惑的

植物の蠱惑的なる花芯とは虫寄せ花粉運ばせるため 植物の摂理を思う虫たちに花粉運ばせるそひかな企み

相性のいい人と10首

相性に関する10首歌 相性が悪く逃げ居る二人なのに神は意地悪またかち合わせ 相性がよくてまた会うはずなのに先に逝ってしまった親友 相性など言うゆとりなき人生の角々にある無粋な出会い 相性のよしあしなどは言う勿れそれを超越し得て人間 お愛想笑い出来…

曼荼羅寺には西行笠掛桜あり

残念ながら開花宣言今日は無理

水茎の岡(西行庵) 善通寺

「葉書の木」 多羅葉 西行がいほりせし跡希典がうえしホルトの繁りたり今 中河与一 西行忌老いばかりなり山里庵

善通寺五岳山麓 与謝野晶子・鉄幹歌碑

善通寺 我拝師山麓 善通寺五岳山麓 与謝野晶子・鉄幹歌碑

讃岐西行物語

『万葉集』 春の花歌

『万葉集』 春の花歌

つらつら椿

小学三年生春の句

西行忌名句

伊吹島へ遺族慰霊

瀬戸内の伊吹の島へ慰霊にゆく観音寺遺族彼岸参りに

蕗の薹、山桜系の屋敷

万葉のつらつら椿

惜春譜10首

惜春譜10首 風となり君を訪はんかさてはまた矢車草のみ吹きて過ぎんか 脆弱の世を射るごとくフェニックスは鋭き葉先虚空に曝す 自らの言葉磨いてゆく中に新しき生拓かれてゆく 三倍の動詞人生送らんと心はいつも青春の中 来ぬ人を待つその時も花は散る西行遠…

人も鳥のように月を抱いて生きよ。

人よ愚かな自己主張を止めて野鳥に見倣え

鵯(ひよどり)と春月

夕空に月と群鳥見つけたり この風景を届ける奇遇 五百羽の鵯集い夕月に今宵塒に赴かむとす 雅子

彼岸供花

他所さまは墓地に豪華な供花されて貧相な我が墓恥ずかしいかな

鳥世界、空中バトル

空中バトルなんのその 生きるのも容易ではない鳥世界

懐かしい人10首

懐かしい人10首 あなたにも会いたい人があるはずです私その中に入っていますか 靉靆と雲がかかりて小豆島あの日あの時そのままの君 分校も廃校となり二階より君の小さき家描きしに 写生する冬寒き日に焼き芋を持って来てくれた君住む丘よ 小豆島連翹の花寒霞…

近寄るユリカモメ

パン屑を投げれば必ず寄ってくるユリカモメとは親しめる鳥 雅人

懐かしい人10首

懐かしい人10首 あなたにも会いたい人があるはずです私その中に入っていますか 靉靆と雲がかかりて小豆島あの日あの時そのままの君 分校も廃校となり二階より君の小さき家描きしに 写生する冬寒き日に焼き芋を持って来てくれた君住む丘よ 小豆島連翹の花寒霞…

当てこすり10首

当てこすり10首 目から鼻に抜けると言えど誉め言葉には限らない鼻持ちならぬ お人よしこれは誰でもよく分かる遠回しならず甘っちょろい人 ねんごろになったと言えど男女深みに入った揶揄気味こめて 粛粛と行うことは必ずしもいいと限らず耳貸さぬ体 縷々述べ…

空の果て海の果てに還る

花の名も人の名前も忘れたり空海の涯に還るばかりぞ 古義軒

門柱万葉歌碑

三豊市山本町辻 菅生神社門柱「万葉歌」

つらつら椿

樒の花のしくしくに

我が庭の樒の花のしくしくにしくしくにわかず悲しみの極まらむとす 古義軒