小学時代の俳句10句

      昭和の終り頃

   うまおいはギターのつぶれのようになく   二年生・秋

   ひしもちやだんだんふくれおこりんぼ    三年生・春

   冬の月今日は出てないかぜかなあ      三年生・冬

   宗鑑の墓にまいるやなの花で        四年生・春

   冬の月両手の中に入りそう         四年生・冬

   立秋や草のすれ音小風かな         五年生・秋

   登校す枯れ葉一枚追いかけて        五年生・冬

   ほっとりと桃の花弁や田中ゆく       六年生・春

   月光にすいこまれ我遠泳や         六年生・夏

   ユリカモメ魚の列をくずしけり       六年生・冬

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