昭和の終り頃
うまおいはギターのつぶれのようになく 二年生・秋
ひしもちやだんだんふくれおこりんぼ 三年生・春
冬の月今日は出てないかぜかなあ 三年生・冬
宗鑑の墓にまいるやなの花で 四年生・春
冬の月両手の中に入りそう 四年生・冬
立秋や草のすれ音小風かな 五年生・秋
登校す枯れ葉一枚追いかけて 五年生・冬
ほっとりと桃の花弁や田中ゆく 六年生・春
月光にすいこまれ我遠泳や 六年生・夏
ユリカモメ魚の列をくずしけり 六年生・冬
昭和の終り頃
うまおいはギターのつぶれのようになく 二年生・秋
ひしもちやだんだんふくれおこりんぼ 三年生・春
冬の月今日は出てないかぜかなあ 三年生・冬
宗鑑の墓にまいるやなの花で 四年生・春
冬の月両手の中に入りそう 四年生・冬
立秋や草のすれ音小風かな 五年生・秋
登校す枯れ葉一枚追いかけて 五年生・冬
ほっとりと桃の花弁や田中ゆく 六年生・春
月光にすいこまれ我遠泳や 六年生・夏
ユリカモメ魚の列をくずしけり 六年生・冬