無常観(10首歌)

仏教の根底にある無常観 自ずからなる東洋自然観

全て世は川の流れの如くにて諸行無常 是生滅法

無常観は菩提心の一つなり 憐れむ心 求道修行

歎異抄 火宅無常の世界をそのまま受け取り皆仏となる

いつまでも住めるものならものの哀れ知る人はない

世に経るも更に宗祇の宿り哉 芭蕉の寂がそれを受け継ぐ

無常感 無常観となり 更にまた無常思想と深まっていく

苦の因となる執着を否定して無執着なる悟りを開く

大方は消極的な無常観 消滅をしてそのまま虚無となる

世の中の生成的な無常観 新しい葉が出る無常観

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