2021-11-26から1日間の記事一覧

西行讃岐(10首歌)

西行は崇徳上皇の白峰御陵参拝と空海出生の善通寺参詣を兼ねて 仁安二年~三年讃岐に渡って来ている。その時の歌『山家集』掲載歌 松山の波に流れて来し舟のやがて空しくなりにけるかな 松山の波の景色は変らじを形無く君はなりましにけり よしや君玉の床と…

無常観(10首歌)

仏教の根底にある無常観 自ずからなる東洋自然観 全て世は川の流れの如くにて諸行無常 是生滅法 無常観は菩提心の一つなり 憐れむ心 求道修行 歎異抄 火宅無常の世界をそのまま受け取り皆仏となる いつまでも住めるものならものの哀れ知る人はない 世に経る…

秋深みゆく ふるさと 万葉の小径

万葉の小径も秋の深みゆく 楝の花は栴檀の実に ぬばたまの夜のふけゆけば楸(久木)生ふる清き川原に千鳥しば鳴く (楸=赤目柏) 「玉藻よし讃岐の国」と人麻呂に詠まれた香川県(讃岐の国) 河原撫子の自生する柞田川河口

目に見ゆるもの皆秋

香花なる菊の花芯を移り行く蜜を求めて虻が飛びゆく 千両は上向き 万両は下向きに 赤き実を提げ 耀けるかな 彼岸花によく似て季節外れなるエリネか知らず庭に咲き出づ

【時】の歌(10首歌)

【時鳥】鳴くや五月のあやめ草あやめも知らぬ恋をするかな(古今集) 月を待つ高嶺の雪は晴れにけり心あるべき初【時雨】かな(西行) 海【時化】て島に帰るに船も出ず港近くに仮泊りする 【時時】の花は咲けどもなんすれぞ母とふ花の咲き出来ずけむ(万葉集) 「…

10月26日誕生日の花と花言葉歌句

11月26日 誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございます (拙句)誘惑のほんの手前の花サフラン 雅舟 【花】サフラン(アヤメ科) 【花言葉】愛への誘い【短歌】 開拓地の薬草サフラン摘むという勤労奉仕の一日ありき 香辛料として知られるサフラン…