青少年果たせぬ夢はないという「夢幻」「夢想」の真っ只中に
老壮年「夢寐」「残夢」ありなお追い続ける夢追い坂を
昨夜の夢が「悪夢」なり「夢魔」忘れてなど忘れいざ潔く
「酔夢」「迷夢」断ち切れなくてなお「夢路」辿ることこそ「正夢」ぞかし
「夢遊病」性癖として過ごす彼 助けるすべもなく老いにけり
「白昼夢」取りどころなく過ごし来てそれにもあれにもまだ捉われて
永遠なるものありえない人生は「夢見心地」に「酔生夢死」とか
仏教の言葉で絶対にありえないことは「夢中説夢」と
人生のはかないたとえ「夢幻泡影」「露雷の如し」いくらでもある
「旅に病んで夢は枯れ野をかけめぐる」芭蕉の句碑は我が庭にあり