「遍路」を季語に懇願したのは、村尾公羽

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    【遍路】  『歳時記』季題採用を懇願 (村尾公羽→高浜虚子)
 
「巡礼」は季題ではないが、「遍路」は春の季題となっている。村尾公羽は虚子に懇願して『歳時
 
記』春の部に載せてもらった。昭和の初め発行の虚子編『新歳時記』には「香煙に絶ゆることある
 
遍路かな 公羽」「屋島寺や今日の遍路に風強し 公羽」が載せられた村尾公羽である。他に「如
 
月や風の間に間に早遍路」「妹背どち世なれて出づる遍路かな」「つれ睦み紛れ別れて遍路かな」
 
の写生句がある。   ※村尾公羽は、三豊市高瀬町比地出身。