我が「ブログ新連句」の再掲

平成万葉歌仙三十二「川の上(へ)の」の巻~ナウ五 記事をクリップするクリップ追加
[1大伴家持→2山上憶良→3柿本人麻呂→4東歌→5挽歌(※有間皇子)→6山部赤人7志貴皇子→8大伴旅人→9高市黒人→10額田王→11高橋虫麻呂→12橘諸兄→13田辺福麻呂→14雄略天皇→15※大伴坂上郎女・和ふる人→16藤原鎌足→17鏡王女→18湯原王→19※有間皇子→20笠女郎→21資人余明軍→22持統天皇→23※大伴坂上郎女→24大津皇子→25中大兄皇子→26舎人親王→27長忌寸意吉麻呂→28大伴書持→29大伴池主→30笠金村→31狭野茅上娘子→32春日老]

平成万葉歌仙三十二「川の上(へ)の」の巻~ナウ五

起首 2009/12/ 5(土)
満尾 2009/12/

川の上(へ)の つらつら椿つらつらに見れども飽かず巨勢(こせ)の春野は
                        春日老  巻1‐56

発句 川の上(へ)の つらつら椿寒椿    不遜 冬
脇   九十九折なる冬の山道       宣長 冬
第三 おーい雲よ夢見心地にたゆたいて    不 雑
四   ユートピアなど探しにゆくんか    宣 雑
五  月煌々増殖止まずこの憂い       不 秋 月
六   蜻蛉の群れ渡り行く川         宣 秋

一  げんまんの指切りをして菊の酒     不 秋
二   繰り返し呼ぶ我妹子の名を       宣 雑 恋
三  労咳や美人薄命の極みなり       不 雑 恋
四   宿世哀しき浮舟薫           宣 雑 恋
五  一目惚れ魔女も恋する伊達男      不 雑 恋
六    紅顔変じ厚顔となる         宣 雑
七  真っ黒に日焼けした子ら競い合い    不 夏
八   月の涼しいカラオケ大会       宣 夏 月
九  この浮き世耳を剥ぐよなことばかり   不 雑
十   クローン人間可能性大         宣 雑
十一 花吹雪母の周りに集い来る       不 春 花
十二  二年がかりの合格通知         宣 春
ナオ
一  若鮎の光りて遠く旅立ちぬ        宣 春
二   終日麗ら天と地の贅         不 春
三  身を立てて名を挙げ励む心湧く     宣 雑
四   限りなかりし明治の群像       不 雑
五  黒マント父かも知れぬ人がゆく     宣 冬
六   屋台であおる熱燗苦し        不 冬
七  容量が大きくなった恋袋        宣 雑 恋
八   夢て楽しむ愛の数々          不 雑 恋
九  君金魚私は目高星の世に        宣 雑 恋
十   山中隠遁心中未遂          不 雑 恋
十一 月今宵手に取れば手に消ゆるべし     宣 秋 月 宣  
十二  病む子規偲び糸瓜の水取る      不 秋
ナウ
一  五番目の季節を心の秋と言う      宣 秋
二   あれはチェロか?コントラバスか 不 雑
三  光射す主が降誕された夜        宣 雑
四   点滴のままトイレ直行        不 雑

五  宣 春 花          (途中)