心遣い10首


       心遣い10首

  返礼をされて恥じ入ることもあり適度というは世に難しい

  古傷に触られることたまにあり悪意あるとは思われずとも

   沈黙は黄金であること間違いなし禍の元お喋りである
 
   子も孫もいない人あり心なき年寄り多く子孫の自慢

  褒めておけばいいわけでないその人を嫌いな人がいるかもしれず

  褒められてもうれしくない時その場には妬む友ありさらりと変える

    ここは自我出さない方がいいとしてさらりと話題転じる工夫

   除け者にされたる人へ少しでも話しかけやる気遣いほしい

  感情を逆撫でしても平然と生きられる人あり感心させらる

  過ちを許せぬ堅物世にありて苦界をさらに生きづらくする

イメージ 2
イメージ 1