鎮守の森少なくなって神棲まぬ神社信仰衰えてゆく
森厳の森の風景喪わる神も仏も棲んではいない
どこへ行っても樹木伐られて哀れなり神仏の棲む寺社少なくて
丸坊主にされて幹のみ株のみが残っています寒々として
家々の庭木も道沿い枝伐らる人迷惑と世間五月蝿く
神木と言われし松枯れ楠伐られ神はどこかへ姿を隠せり
鎮守の森神隠れたり行方不明樹のない所に神は住めない
見上げては感嘆したる寺社の巨樹どこに行っても伐られています
落ち葉掃くのが厄介か木蔭なき殺風景の町村風景
木を伐らねば肩身の狭い町田舎落ち葉は世間で邪魔者にして