露の世は

 
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      露の世は露の世ながらさりながら    一茶    『おらが春』
 
 一茶は、文政元年 五月、五十六歳で長女が生まる。 孫のように可愛がったこの子が、翌年の六月 に病気で亡くなった。 悲しみの極みで詠んだのがこの句。