2010-12-01から1ヶ月間の記事一覧

短冊二十三

二十三 囀の止るは雨もる厨哉 ・一

短冊二十二

二十二 九十九山を望みて 城跡ときけば心につくも山 むかしのことのとはまほしくて 正澄

万葉植物「ほよ」

あしひきの山の木末のほよ取りてかざしつらくは千年寿くとぞ (巻18-4136) 大伴家持 山の梢のほよ(寄生木)を採って髪に飾るのは千年の長寿を祝っ ていることだ。(黄緑色の美しく輝くほよに呪力を感じたのであろう) 宿り木の実は真珠のように美しく、鳥たちが…

ギブスも句にする趣味人

歳末いたわりの一句 歳末やギブスも句にするはなれわざ 雅舟

12月17日 誕生日の花・花言葉・歌句・万葉歌

12月17日 誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございます (拙句)告白は今日と決めたり枇杷の花 雅舟 12月17日 【花】ビワ(バラ科) 【花言葉】ひそかな告白 温和 【短歌】おっとりと打ちあけ話のようにして冬の陽うけてビワの花あり 鳥海昭子…

寒菊 冬菊

ー冬の名句ー 冬菊のまとふはおのがひかりのみ 水原秋桜子 〔鑑賞〕冬菊と寒菊とは少し違う。寒菊は花も葉も小さく、冬に咲く黄色い品種だが、冬菊はもっと大ぶりの菊、つまり秋咲く菊と同じ品種で、花期のやや遅れたものとみてよいだろう。この句は私は白…

minmin今週の誕生花句

minmin さん 今週の誕生花句 12月9日 水仙 玄関の水仙おのが身を照らす 12月10日 冬珊瑚 一粒の冬珊瑚あり風の中 12月11日 宿り木 宿り木の緑色濃し枯れ木山 12月12日 万両 実万両昼なほ暗き森の中 12月13日 八つ手の花 花八つ手電車待…

年末作文「今年一年を振り返って」

本年、看護学院生の最終授業で「今年一年を振り返って」と題する作文を45分で書いてもらいました。15人の中から3人の文章(原稿用紙2枚以内)を掲載しておきます。看護師志望者の、真摯な前向きの考え方を読み取っていただき、何かの参考にしていただくと、幸…

12月16日 誕生日の花・花言葉・歌句・万葉歌

12月16日 誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございます (拙句)寒菊や私の過去君の過去 雅舟 12月16日 【花】カンギク(キク科) 【花言葉】繊細 【短歌】冬ざれの庭カンギクの黄の色の今日の余韻を明るくしたり 鳥海昭子 キクといえば秋の…

明日の作文は「今年一年を振り返って」

M看護学院の皆さん、明日の国語の時間は、課題作文「今年一年を振り返って」ですよ。 原稿用紙、三枚に書いてもらいます。

12月15日 誕生日の花・花言葉・歌句・万葉歌

12月15日 誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございます (拙句)可憐なる千両役者あなたです 雅舟 12月15日 【花】センリョウ(センリョウ科) 【花言葉】富 可憐 【短歌】やたかなる思いふくらむセンリョウの赤い実つぶつぶこぼれたりして …

易水送別

懐古の詩「易水送別」 駱賓王 此地別燕丹 壮士髪衝冠 昔時人已没 今日水猶寒 (此地燕丹に別れ 壮士髪冠を衝く 昔時人已に没し 今日水猶寒し) 燕の太子丹は秦の始皇帝に恨みを抱き、刺客の荊軻を雇って暗殺させようとした。 (荊軻は「風蕭蕭として易水寒し。…

地方出版『香川県俳諧史』

ー宗鑑翁四百年忌記念出版ーこの副題のある『香川縣俳諧史』は、昭和25年発行された。 発行所は至善園(香川縣三豊郡観音寺町甲2ー875) 発行者は松尾明徳(故人) 共著者・福家惣衛(故人) 附録「讃岐年譜」への明徳自筆書き入れが貴重である。遺族より原本を譲…

万葉賀歌

賀状に載せる万葉賀歌を品定め中

臥薪嘗胆の故事もむなしく

越中覧古 李白 越王句践破呉帰 義士還家尽錦衣 宮女如花満春殿 只今惟有鷓鴣飛 越王勾践が呉をうち破って帰還したとき、 忠義な将士たちは、ことごとく錦をまとって家に帰った。 そのころは、越の宮中の女性は花のように美しく、 春の宮殿に満ちあふれてい…

12月14日 誕生日の花・花言葉・歌句・万葉歌

12月14日 誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございます (拙句)冬桜君の冷静みならはむ 雅舟 12月14日 【花】フユザクラ(バラ科) 【花言葉】冷静 【短歌】ひっそりと冬ざくら咲くお社に合掌している老夫婦あり 鳥海昭子 花の少ないこの季…

12月13日 誕生日の花・花言葉・歌句・万葉歌

12月13日 誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございます (拙句)星の花天狗の団扇葉八つ手かな 雅舟 12月13日 【花】ヤツデ(ウコギ科) 【花言葉】分別(ふんべつ) 【短歌】何もかも承知している風情にてヤツデは白く丸い花もつ 鳥海昭子 「…

短冊二十一

二十一 昼顔の咲きおぼれたる清水かな 寒水

短冊二十

二十 梅雨はれや畳あげたる一夜庵 千寒

短冊十九

十九 小高きにある方丈や青嵐 露仏

短冊十八

十八 舩の窓のまるい 一夜さの人々と 一碧楼

短冊十七

十七

短冊十六

十六

富士山の歌

『万葉集』赤人 絶唱「不尽の歌」 田兒之浦従 打出而見者 真白衣 不盡能高嶺尓 雪波零家留 田児の浦ゆ うち出でて見れば ま白にそ 不尽の高嶺に 雪は降りける 山部赤人 (巻3ー318)

追悼句

追悼一句 玉藻よし讃岐人逝くや年の暮れ 雅舟 寒菊や置き忘れたる花鋏 minmin 木枯らしの響き従兄の訃報かな minmin ははそはの終の棲家や讃岐富士 雅舟 (12月12日)

12月12日 誕生日の花・花言葉・歌句・万葉歌

12月12日 誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございます (拙句)我が君を寿ぎ万両下向きに 雅舟 12月12日 【花】マンリョウ(ヤブコウジ科) 【花言葉】寿ぎ 【短歌】実生なるマンリョウ赤く色づきて年の瀬の庭にぎやかになる 鳥海昭子 小鳥…

短冊十五

十五 師と共に上りて舞かや木の実落つ 石蕗

短冊十四

十四 大三十日と松つまりたる遊び哉 係水

短冊十三

十三 そこ舟のある毛布に人のうたゝねてゐる 碧

短冊十二

十二 一夜庵蟲の声々よかりけり ・表