2011-09-01から1ヶ月間の記事一覧

短冊154

154 飛・や軒に残は一夜庵 石田氏益水

短冊153

153 八千弥三郎月こそ天下一夜庵 基稔

短冊152

152 窓前山静世塵遥 一夜庵中常寂寥 斯至忽思三宿禁 昔人已去喚難招 如心子

万葉の花を描く

島比呂志の名作「菜種梅雨」

ハンセン病の小説家島比呂志の中編小説「菜種梅雨」 異郷鹿児島にあって、菜殻火を焚く白煙を見ながら、故郷讃岐を思い描く終章からこの題名は付けられている。若き日にこの病に罹り、逃れるようにしてきた最果ての地に棲み、望郷の念は禁じ得ず、魂の飛翔し…

9月30日 誕生日の花・花言葉・歌句・万葉歌

9月30日 誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございます (拙句)五指開き風になるとふ沢桔梗 雅舟 9月30日 【花】サワギキョウ(キキョウ科) 【花言葉】高貴 【短歌】不注意の沼というありサワギキョウ誰にも知られず咲きいたりけり 鳥海昭子 …

短冊151

151 塩山や客を松茸の一夜庵 十栄長光

短冊150

150 切麦や月を打棒の一夜庵 十二歳長吉

短冊149

149 雪月花上中下客は何れそ 七才傳兆

島比呂志の名詩「燈明」

移動式詩碑「燈明」 …贖罪の燈火を捧げ続けている…

霊魂の曼珠沙華、幻想の合歓

人がどんなに 鯱(しゃちほこ)ばっても、この花々の美しさには勝てない。 曼珠沙華抱くほどとれど母恋し 中村汀女 象潟や雨に西施が合歓の花 松尾芭蕉

9月29日 誕生日の花・花言葉・歌句・万葉歌

9月29日 誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございます (拙句)月下美人もう一度だけ会いたいな 雅舟 9月29日 【花】ゲッカビジン(サボテン科) 【花言葉】ただ一度だけ会いたくて 【短歌】いまか咲く今か動くと待つ声に月下美人は囲まれて咲…

短冊148

148 塩山や一なめの露千の俳 十二才吉勝

短冊147

147 有明の濱の素砂の言葉を 一夜あん川一物もなし 宥儀

短冊146

146 はらはら琴引山の時雨哉 西施

世界で初めて、二宮忠八の模型「飛行器」

吉村昭『虹の翼』 1980(昭和55)年 文藝春秋社刊 明治の日本で「飛行器」を考えて,模型実験をしていた二宮忠八の生涯を,飛行機ファンとして時代と環境に影響されてしまう人間の能力と運命を淡々とと記述した作品。 ライト兄弟が飛行機を飛ばす十数年前、独…

萩寺【萩原寺】四国霊場別格(香川県西端)

香川県大野原町 萩寺【萩原寺】四国霊場別格20霊場のうち16番 萩の名所として知られる萩原寺は、大同2年(807)弘法大師によって開基されたと伝えられる。境内は、本堂、仁王門、大師堂、客殿、宝物館など九つの堂宇が建ち並んでいる。宝物館には、重要文化…

9月28日 誕生日の花・花言葉・歌句・万葉歌

9月28日 誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございます (拙句)彼岸花まだ絵に描くに暇あり 雅舟 9月28日 【花】トレニア(ゴマノハグサ科) 【花言葉】愛敬 【短歌】庭隅のこぼれ種なりトレニアの花みておれば人に逢いたし 鳥海昭子 スミレ色…

短冊145

145 むかしおもふ一夜庵なりほととぎす 菊也

短冊144

144 八月十五日一夜庵にまかりて 月は今宵千夜をひと夜の庵かな ・・

短冊143

143 眠せけり風がしらべし琴引山 寸奥

秋の日はコスモスに見蕩れて

今日も明日もあさっても、心の庭に、あなたのコスモスを、咲かせ続けてください。 ♪♪淡紅の秋桜が 秋の日の 何気ない陽溜りに揺れている 此頃、涙脆くなった母が 庭先でひとつ咳をする 縁側でアルバムを開いては 私の幼い日の思い出を 何度も同じ話くりかえ…

葛の花咲き出でて

葛の花 踏みしだかれて、 色あたらし。 この山道を行きし人あり 釈超空

曼珠沙華の径

曼珠沙華一群燃えて秋陽つよし そこ過ぎているしづかなる径 木下利玄

六倍体の彼岸花

『万葉集』では 「いちし」として詠まれている。 花びらは 6×6=36枚

9月27日誕生日の花・花言葉・歌句・万葉歌

9月27日 誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございます (拙句)萩の家ここには女居りません 雅舟 9月27日 【花】ハギ(マメ科) 【花言葉】思い 清楚 【短歌】咲き初めしハギ叢を縫うしじみ蝶ひとつふたつのもの想いあり 鳥海昭子 秋の七草の…

短冊142

142 ・捨や不立文字のはれ詞 梅也

短冊141

141 上客も・・をわする花ありけり 寸昌

短冊140

140 夜そ旅路懐火して螢灘 光宗

minminさん彼岸花三句

彼岸花また彼岸花峠越す 彼岸花棚田の畔を縁取れり 疎開の子抱くほど取りし曼珠沙華 (付) 今日は戦争未亡人母の命日。44年が夢のように過ぎ去りました。 時時の花は咲けども何すれぞ母と言ふ花の生ひ出来ずけむ (万葉の歌)