世界で初めて、二宮忠八の模型「飛行器」

 
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吉村昭『虹の翼』 1980(昭和55)年 文藝春秋社刊
 明治の日本で「飛行器」を考えて,模型実験をしていた二宮忠八の生涯を,飛行機ファンとして時代と環境に影響されてしまう人間の能力と運命を淡々とと記述した作品。
 ライト兄弟が飛行機を飛ばす十数年前、独自に考案した男が日本の片隅にいた。
 明治20年、志願して香川県丸亀歩兵隊に入隊した二宮忠八(衛生兵)は飛行機の考案を上官に提出したが、一笑に付された。そんな日本社会の実績主義の弊害により、世界的な発明がなされようとしたが、研究が頓挫したのである。
 四国は八幡浜出身 二宮忠八の苦闘の生涯を描いた伝記的歴史小説