宗鑑~芭蕉~一茶、それぞれの接点

宗鑑~芭蕉、その接点は密接ではない、どちらかと言えばその俳風は捻じれて薄い。

芭蕉~一茶、その接点はほとんどない。

宗鑑~一茶、その接点は暗々裏につながる。

 小西帯河(讃岐地方俳諧人)はこの三者に関わりを持つ。芭蕉崇拝者で、一茶及びその師二六庵竹阿に師事する。宗鑑200年忌行事に尽力、墓碑を建立。芭蕉生存中に上方で蕉門に接触芭蕉直筆の短冊をもらっている。それを模した句碑を「早苗塚」に建立。観音寺市琴弾八幡宮に伝えられている。約250年前の安永4 年(1775)のことである。