2012-02-01から1ヶ月間の記事一覧

俳句は虚子に聴け

虚子の次女・星野立子の主宰する『玉藻』に「虚子の問・答」が昭和12年ころ連載されている。十月号に「玉藻は今度添削及び問答を始めました」と「ホトトギス」に宣伝している。「俳句は虚子に聴け」と息巻く。 虚子は子女のなかで、句作を「私の方から勧め…

2月29日 誕生日の花・花言葉・歌句・万葉歌

閏年2月29日 誕生日の全国10万人の皆さん、おめでとうございます (拙句)大きスギ雄大の巨樹木具となる 雅舟 2月29日 【花】スギ(スギ科) 【花言葉】雄大 【短歌】閏年のきょう杉山の枝打ちの深閑として音ひびくなり 鳥海昭子 スギの枝を払い落とす…

短冊410

410 一夜庵月にも一夜庵花にもかあ一夜庵 戯言軒如斯

短冊409

409 月やむかし友ならなくに一夜庵 為近

短冊408

408 飛来たらん五文字の声も琴弾山 松本氏梅窓

中村汀女ホトトギス巻頭句

『ホトトギス雑詠全集』昭和十二年を繙くと、 中村汀女の名句二句が巻頭に出ている。 あはれ子の夜寒の床の引けば寄る 中村汀女 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや 中村汀女

ああ、アロエ

荒蕪地のアロエに母を恋ふ日かな 雅舟 12月20日 誕生日の花 【花】アロエ(ユリ科) 【花言葉】復活 【短歌】草のいのちアロエの力医者いらず母は呪文の如くに言いき 鳥海昭子 アロエは昔から「医者いらず」と呼ばれ、さまざまな薬効が あるといわれています…

2月28日 誕生日の花・花言葉・歌句・万葉歌

2月28日 誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございます (拙句)身の潔白より無意識にただ無邪気 雅舟 2月28日 【花】フリージア(アヤメ科) 【花言葉】無邪気 潔白 【短歌】真黄色のフリージア抱え帰宅せし少年の如きありし日の夫 鳥海昭子 …

短冊407

407 上客もわらははいやぞ花ののち 備後福山城下水野氏福富家人

短冊406

406 下客とは月に・とや一夜庵 水野氏福富母

短冊405

405 庵すずし俳諧の本道一夜庵 福富

minminさんクロッカス三句

クロッカス小さく聞こえるオルゴール クロッカスと地にひざつけて話しせり クロッカス日は大空をめぐりをり

「柞田」の語源

観音寺市立柞田小学校の【校樹】 地名は「柞田」村 ① 「柞」とはどんな木かという点で、この「イスノキ」(植物学上から)説が有力 ②「柞葉の」は「母」にかかる枕詞として『万葉集』に登場する。 ③「橡」「椚」「栩」などの「クヌ(ギ)」→「クニ」と音韻変化…

2月27日 誕生日の花・花言葉・歌句・万葉歌

2月27日 誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございます (拙句)青春の喜び 堅実 アンビバレンス 雅舟 2月27日 【花】クロッカス(アヤメ科) 【花言葉】青春の喜び 堅実 【短歌】胎内の記憶のようなやすらぎの陽光浴びてクロッカス咲けり 鳥…

短冊404

404 さめたる月全ての夢一夜庵 玉富住菊地氏雪翁

短冊403

403 よはのえて鳥なき月とし一夜庵 無・・ 不中

短冊402

402 詩歌にすみける月そあるし一夜庵 玉・住川角氏 安長

「平清盛」西行の詠進歌

京極大政大臣中納言と申しけるをり菊をばおびただしきほどにしたてて、鳥羽院にまゐらせ給ひたりけり。鳥羽の南殿の東面の坪に、ところなきほどに植ゑさせ給ひたりけり。公重の少将、人々すすめて菊もてなされけるに、加はるべきよしありければ、 君が住む…

2月26日 誕生日の花・花言葉・歌句・万葉歌

2月26日 誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございます (拙句)ででっぽの花咲き出でて鳩の声 雅舟 2月26日 【花】 アズマイチゲ(キンポウゲ科) 【花言葉】 温和 【短歌】 枯草の乾く音する道の辺のアズマイチゲはいち早く咲く 鳥海昭子 枯…

短冊402

402 詩歌にすみける月にそあるし一夜庵・ 玉傳住川角氏

短冊401

401 折ふし花宮中の客や一夜庵 玉・住 時風

短冊400

400 よくあかほんのふ月に匂ぬ一夜庵 日本一女

短冊399

399 道は常住した七十余年一夜庵 ・中列玉鶯住 大森氏初男

短冊398

398 月やあらぬもとの身にして一夜庵 高戸頼重

短冊397

397 かなしやな月所詮此発句を一夜庵 松色新

2月25日 花・花言葉・歌句・万葉歌

2月25日 誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございます (拙句)歌仙巻く寒緋桜の伊豆の旅 雅舟 2月25日 【花】カンヒザクラ(バラ科) 【花言葉】あでやか 【短歌】さみしさのようやくうすれてゆく頃をカンヒザクラはあでやかにさく 鳥海昭子…

短冊396

396 留よや月修行の業一夜庵 三宅行流

短冊395

395 とそたもふ月名のみ残の一夜庵 一仙

短冊394

394 花雲にまては人萌や琴引山 一養

『源氏物語』(鈴虫→松虫)(松虫→鈴虫)

平安朝『源氏物語』に出てくる「松虫⇔鈴虫」反対になってくるのは、 周知の通りで、こと新しいものではない。 「鈴虫は心やすく、いまめいたるこそらうたけれ」(38帖鈴虫) (鈴虫は親しみがあって陽気に鳴くのがかわいらしいものである) 女三宮「おほかたの…