2022-03-01から1ヶ月間の記事一覧

同窓会心中(10首歌)

ある人の「同窓会は生前葬」と断じてそれも言い得て妙なり 疎外感ありてか同窓会「もう二度と行きたくない」ともらす 会長を歴年続け生き甲斐のように同窓会に行くとか 大勢を集めなければ恥じとても同窓会を無視するを否めず 選挙など魂胆見えれば逆効果同…

永き日(十句)

~けふからはひとひひとひのひながかな~雅舟 鶏の仲間割れして日永かな 小林一茶 永き日や欠伸うつして別れ行く 夏目漱石 永き日や鳩も見てゐる居合抜 永井荷風 古着市出盛り過ぎの日永かな 青き月斗 永き日のにはとり柵を越えにけり 芝不器男 永き日や相触…

【春~】十首歌

【春色】が好きで身を寄せるWindow我を忘れて吸い込まれいて 【春愁】を好む俳人多くあり虚構の恋の紛れ易かり 枯れしもの枯れしままにて【春意】兆す自然の力何処から来たる 老いて生く遊び心は【春心】永遠なるもの求めぬものの したたかに【春興】小粋に…

3月22日誕生日の花と花言葉歌句

3月22日 誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございます (拙句) 才人はうつむき加減バイモかな 雅舟 【花】 バイモ(ユリ科) 【花言葉】 才能 【短歌】放送の記念日と今朝聞きしよりバイモ一本柱に掛ける 釣り鐘形の花が下を向いて咲くおとなし…

春彼岸これが蓮根畑なり

枯れ果てて 蓮根の沼 春彼岸

彼岸(10首歌)

毎年よ彼岸の入りに寒いのは 子規の句にある通りに寒い コロナ禍も子規寺詣で野に摘みし菜の花少し添え花として 彼岸僧咳けば信徒気遣えるこの時世は神経過敏 母の齢遥かに越えてお彼岸を幾度迎えし戦争遺児か 彼岸会に詣でる戦争未亡人 戦後七十七年稀少と…

春野の花 今昔の感

てふてふや 国民学校一年生 通った道辺 たらちねの母

3月21日誕生日の花と花言葉歌句

3月21日 誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございます (拙句)ひたすらに花の心で今日を生く 雅舟 【花】 ハナノキ(カエデ科) 【花言葉】 信仰 【短歌】紅いろのハナノキの花咲きたりと習いはじめし絵てがみ届く カエデ科のハナノキはハナカエ…

漱石『夢十話』十首化

漱石『夢十話』十首化 「百年待っていてください」その後女の墓に真っ白な百合 和尚の「侍なら悟れぬはずはなかろう」が無にはたどり着けず 盲目の子どもを背負って捨ててしまおうと殺したことを思い出す 「手ぬぐいを蛇に変える」と老人はとうとう河から上…

【命桜】三吟

瀬戸内、渚のシルエット

春の気の兆し始めて磯遊び潮干狩りするシルエットかな 瀬戸内海 燧灘 讃岐

人生一片の紙切れ(10首歌)

春風や闘志はいかにあろうとも人生一片の【紙切れ】より儚し 【品切れ】と書いて店先に置かれたり人生街道助け求めず 【擦り切れ】ても我が愛用の靴を履き野垂死にせん亡父の如く 名作を残さむとして迷作愚作盗作までして【息切れ】の我 突如人は愚劣にはな…

花の命は短くて

桜より命短いハクモクレン 白褪せてゆく女人のごとく

あなたは?向き(10首歌)

お前はどこ向き【左向き】いつも反対つむじ曲がり 彼は【前向き】後ろは向かずGoingmyway一直線に 俺は【ひたむき】ひたすらに努力あるのみ 成果は期せず チャンス【上向き】上り坂 苦労あっても 見通し出来る 彼は【下向き】目の前に何か落ちてはないかと注…

3月20日誕生日の花と花言葉歌句

3月20日 誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございます (拙句) 雨晴れていざ春彼岸参りかな 雅舟 【花】スミレ(スミレ科) 【花言葉】 誠実 真実の愛 【短歌】花の名をいく度となく問われます先生老いてスミレ花咲く 野原や道端でも見られる身…

挽歌(10首歌)

【挽歌】とは万葉歌の内容にて柩を挽いて葬いの歌 【哀傷歌】古今集以下勅撰集その部立にて挽歌の流れ 【鎮魂歌】死者の霊魂鎮め歌安らかに往生祈願する歌 【鎮魂曲】Requiemレクイエム死者の為の魂鎮ミサ曲 【悲歌】悲喜こもごもあれど人生の哀しみ心詠む歌…

27才戦没者、その妻90歳没

軍人墓地造らなかった村の罪(#^ω^)やっと見つけた思い複雑 元粟井村里 戦争未亡人として戦後70余年孤閨を守っ生きてきました。

春の鳥句

紅桜の密吸いに来し目白かな

碑 挽 歌 (三字熟語歌)

【碑挽歌】ここに到達するために戦後七十七年経し 【父挽歌】御国の為に尽くせよと大満洲からの父君の遺書 【不可侵】のはずのソ満国境をなだれ込みたるロシア国軍 【日露戦】勝利のツケが今も残る慚愧の至り 以て瞑すべし 【愛国心】煽り立てたる軍国主義 …

3月19日 誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございます (拙句) しだれ梅しだれ桜と継ぐうれしさ 雅舟 【花】シダレザクラ(バラ科) 【花言葉】優美 【短歌】朝に匂い昼にたゆたい夕べには優しく佇てりシダレザクラよ 天から降り注ぐような樹齢…

夕波千鳥

『万葉集』 淡海あふみの海み 夕波千鳥 汝なが鳴けば 心もしぬに 古思ほゆ 柿本人麻呂 巻3・266

代表的「三字熟語」十首歌

【真善美】認識上の真 倫理上の善 審美上の美 〔最高の理想〕 【雪月花】冬の雪 秋の月 春の花 日本の〔四季美の代表〕 【松竹梅】歳寒の三友 めでたい 美形植物 三等級の場合も 【序破急】古典芸能構成上の三区分 初め初め・中・終わり 【天地人】宇宙空間…

「自由読書」十首歌

探していたものとは違うすぐやめるその思いきり人選びにも 邪道とか価値判断は後回し決めつけないで読みっ話し 生活の為飯の足しにはならないとて文句言わない 節を屈して書きたくないことも読者へのService精神大切 読んでもらえる作品本屋さんに聞けば分か…

○○通信 第3号

○○通信 第3号 令和4年3月18日 コロナ禍による静観 現今世界の情勢は、混迷を加えている。コロナ禍が収束に向かっているとは言えず、突如第三次世界大戦の様相を思わせる不穏な状況が出来した。ロシア軍のクロアチア国に侵攻侵略、国連を中心に世界はこれを制…

永遠の今、お彼岸参り

正面に「大平正芳の墓」と大きく刻まれている。右面の戒名「興國院殿宏道浄基正芳大居士位」左面に「君は永遠の今に生き 現職総理として死す 理想を求めて倦まず 斃れて後已まざりき 伊東正義 撰書」とある。これは次のような五言絶句の書き下し文と見られる…

3月18日誕生日の花と花言葉歌句

3月18日 誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございます (拙句) 岩団扇仰げば光る春の使者 雅舟 【花】イワウチワ(イワウメ科) 【花言葉】 春の使者 【短歌】イワウチワ春の使者とて咲き出ずる愛しきいのちうちふるえるを 開花が春の到来を知ら…

【気】十首歌

古来日本に【気韻】気高さ満ち満ちた文学あれど今は薄れて 何ものにも【気宇宏大】にして伸び伸びと心的Scale留まるとなし 新進気鋭フレッシュ横溢【気迫充実】すべて巻き込む男頼もし 限られた職域なれど黙々と一事専念【職人気質】 【気息奄々】息も絶え絶…

 三豊干拓の鳥たち

君臨す大鷺以外は小鳥なり

西讃岐唯一の滝「不動の滝」

高さ五十㍍の不動の滝 香川県三豊市豊中町桑山 七宝山系東面

医療過誤による訴訟について

医療過誤の根絶を願い訴える碑 愛する子の医療過誤による死去を悼む碑が香川の片田舎の墓地に建てられている。 その実態・真相には触れていないが、担当の医師・看護師・国を相手に全面勝訴。 今後このような悲苦を受けることがなきことを祈った碑が建てられ…