2022-01-01から1ヶ月間の記事一覧

【虎】の四字熟語(10首歌)

獲物狙い抜け目なきさま【虎視眈々】狙われたならひとたまりない 血気盛ん向こう見ずとは【暴虎馮河】非業の死を遂げ悔いぬならよし 楽々と危険冒さず成果は得ず辞せず猛進【虎穴虎子】とか 身の安全脅かす危険【放虎於野】将来禍根を残さぬように 民衆に過…

我を待つ渚

豊浜暁部隊【留魂像】

陸軍船舶幹部候補生隊 豊浜暁部隊【留魂像】所在地=香川県観音寺市豊浜町姫浜

群雀

燕雀焉んぞ鴻鵠の志を知らんや 侮られていることつゆ知らず

『この子を残して』永井隆の「如己堂」

如己堂 昭和二十三年四月三十日、如己堂においてこの書を書き終わる。 向こうの丘は浦上天主堂である。赤煉瓦の大聖堂はくずれ、南側の壁が危なく突っ立っている。信者の群れがその前庭に花壇を作っている。新しい木造の天主堂もできあがって一年以上になる…

絶滅危惧語(10)首歌)

【藪入り】は【奉公人】の里帰り 本日1/16 新な「共通テスト」 「わがからだ【焚火】にうらおもてあぶる 放哉」禁じられた癒し 小豆島銚子渓のサルたちの【押くら饅頭】以外は聞かず 【鞦韆】院落夜沈沈⋯ブランコのこと春の季語なり 稲刈りは一挙にCombine…

1月16日誕生日の花と花言葉歌句

1月16日 誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございます (拙句)面映ゆき時あり人の世たのもしき 雅舟 【花】カニサボテン(サボテン科) 【花言葉】恋の年頃 【短歌】カニサボテン触れようとして触れざりし少年は恋の年頃なりき 鳥海昭子 初めて…

安眠中の花月

今宵十三夜おぼろ月 君子危うきに近寄らず 安眠中の花月西行ここにあり

百歳の復員兵士隣に住む

「~ならない」戦争禁句10句

人類の愚かな歴史【戦闘】殺し合いを絶対してはならない。 広島・長崎で終わりのはず三度核兵器を使わせてはならない。 『原爆の子』『この子を残して』戦争孤児をつくってはならない。 戦争犠牲者は弱き者、小さき者、無抵抗の者も巻き込まれてはならない。…

野口澄子の歌10首

歌誌「コスモス」同人・野口澄子の歌10首 農われの素顔をほしいままに灼き地平の果てに大き日は落つ 青き芽のそこそこ萌ゆる穭田に筋なし走る北風の見ゆ 操らる人形なりし明け暮れを良き嫁御ぞと人の言ふらし 希典が植ゑしホルトのと記されて西行庵に今を繁…

『この子を残して』名文中の名文「カヤノのほほ」

一月でも、一日でも、一時間でも長く生きていて、この子の孤児となる時をさきに延ばさねばならぬ。一分でも一秒でも死期を遅らしていただいて、この子のさみしがる時期を縮めてやらねばならぬ。 胸の中に桜島の煙のように時々ぐぐっと噴き上がる愛情をおさえ…

1月15日誕生日の花と花言葉歌句

1月15日 誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございます (拙句)仙洞草先頭に咲くデリカシー 雅舟 【花】 セントウソウ(セリ科) 【花言葉】 繊細な美しさ 【短歌】 一途なるあなたを想うセントウソウ清楚に白く花咲かせたり 鳥海昭子 山野の木陰…

【望】の用語(10首歌)

【望】という単独用法日本語にないのが不思議「ぼう」では不明 【望む】なら「眺める」「願う」どちらかの意味で使われそれが訓読み 【望見】に【望外】の幸【望郷】に【望月】と言えば月見か十五夜 【~望】の用法はまた80語例があってこれは大変 【切望】…

今は夏花なつかしく

冬ごもり不要不急に気圧されてされど夏花心に生けて 雅舟

人間が人間でなくなる日【四字熟語】

☆究極の人間を求めて☆ 親鸞の本心誤解 善悪の判断間違い【悪人正機】 【唯々諾々】悪に誘われ判断力失った末人間崩壊 【一以貫之】のはずが【細胞分裂】【空中分解】貴女も私も 何ものも信ずるにたりない現世は【一切皆空】Nihilist君 海行かば水く屍と君の…

永井隆と森川義信、その愛の位相

『長崎の鐘』『この子を残して』の永井隆と無名に近い戦没詩人森川義信。その生没年月日を併記してみると 永井 隆 明治24年2月3日生~昭和26年5月1日没 享年43歳 白血病 父は医師 森川義信 大正7年10月1日生~昭和17年8月13日没 享年25歳 戦病死 父は医師 ど…

1月14日誕生日の花と花言葉歌句

1月14日 誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございます (拙句)気取らない優美さ君は椿姫 雅舟 【花】 ツバキ(ツバキ科) 【花言葉】 気取らない優美さ 【短歌】 それとなく優しく人をひきとめて南斜面の真紅のツバキ 鳥海昭子 日当たりのよい南…

冬が来た 高村光太郎

冬が来た 高村光太郎 きっぱりと冬が来た八つ手の白い花も消え公孫樹の木も箒になつたきりきりともみ込むやうな冬が来た人にいやがられる冬草木に背かれ、虫類に逃げられる冬が来た冬よ僕に来い、僕に来い僕は冬の力、冬は餌食だしみ透れ、つきぬけ火事を出…

多彩なる【密】(10首歌)

【密集】【密閉】【密接】〖三密〗を避けよと厚労省の標語は生きて こっそりと相談すること【密談】がTabooなどとは言わないでね 【密着】取材禁止されているわけでない明日行く予定こっそりそっと 法律の禁を犯してこっそりと造るAlcohol【密造酒】かな 世…

CORONA対策?四字熟語(10首歌)

【孤立無援】では駄目ですよと窘められほとほと困った過去が懐かし 【孤独地獄】まだその方がましですよ 浮かれ感染人に移して 【単独行動】それも許され黙認す 寄って騒いで感染されるより 【自主独立】人に頼らず近寄らずVirusなどは無縁の存在 【小人閑居…

1月13日誕生日の花と花言葉歌句

1月13日 本日誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございます (拙句)いまだ見ぬクリンコザクラ秘密めく 雅舟 【花】 クリンコザクラ(サクラソウ科) 【花言葉】 美の秘密 【短歌】秘密めくクリンコザクラ咲きいたり低く黄いろくかたまりながら ク…

誰かが救ってくれるか(10首歌)

見放され誰も救ってくれないと決めてかからず気長に待つべし 本当に困っていること死ぬほどに苦しんでいること告白すべし 死にそうな人を見放す人はない素直に助け求めてください 道端に蹲っている人あれば誰も見過ごす人はあるまい 魂胆を見過ごされる人は…

夕月や 浮島現象 冬の瀬戸

Oliveや遥か彼方の人想ふ 雅舟 『二十四の瞳』のロケこの島に始まりぬ大石先生魅力いっぱい ぁぃ(。・ω・。)ノ♡

寒桜・冬桜

寒桜鰤寄る濤のうちかすみ 水原秋櫻子 一弁を吐ける蕾や冬桜 富安風生 月光の玉砕け散る冬さくら 石原八束 はなびらの小皺尊し冬ざくら 三橋敏雄 寒桜おのれさみしみ咲きにけり 森澄雄

寒桜・冬桜

寒桜鰤寄る濤のうちかすみ 水原秋櫻子 一弁を吐ける蕾や冬桜 富安風生 月光の玉砕け散る冬さくら 石原八束 はなびらの小皺尊し冬ざくら 三橋敏雄 寒桜おのれさみしみ咲きにけり 森澄雄

孤児収容所

永井隆著『この子を残して』より この子は孤児となったら、だれの手もとに引き取られて育てていただくであろうか? ―― こんな幼い子供だから、人さまの世話にならないで生きてゆけぬことは確かである。今でもたくさんの友人が後は見てくれると申し出ているし…

1月12日誕生日の花と花言葉歌句

1月12日 誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございます (拙句) 気まぐれですみませんと寒桜 雅舟 【花】 カンザクラ(バラ科) 【花言葉】 気まぐれ【短歌】 散策の足をのばして出会いたるカンザクラ今日の思いをただす もう少し歩きたいと、い…

永井隆著『この子を残して』より

ー大きくなったものだ。もう学校へゆくようになった。あの日、まだ五つだった。近所の子供に「うちのお母さんも死んだんだよ」と自慢していたが。何も知らなかったこの子が、もう字を習うようになる。あの日着ていたもんぺもいまは膝までしかない。しかもす…