【命の歌】10 首

 

不意の事故心動転した折に命に別状なしと知らさる

「命どぅ宝」いくさ世もしまち弥勒世もやがて嘆くなよ

身命を賭して大陸に進出す虚妄の正義胸に掲げて

鴻毛より命軽しと正義のため命を捨てし勇猛の志士

命より名を惜しむ人昔はありし命は鴻毛よりも軽くて

売買の飛び交う現世たった一つ人の命は埒外にあり

命の綱食べ物なくて餓死したる英霊と言う美名の陰に

命の水いつか途絶える時がありそれを知らないことのめでたさ

命の源泉それはひたすらなる元気精気溢れる命の輝き

命を楯に身を枷にしてすることありやふやふやもやもや令和禍の今

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