2022-04-01から1ヶ月間の記事一覧
ねっとりと濡れる時こそ至純なれ 雅人
ここに 恋人がいるわけでないのに なぜか 心惹かれて来てしまう 雲辺寺山 麓の里に来てしまう 不思議な 魅力の潜むところ 大きな亀の横たわるという巨鼇山 その奥深い山に住む五郷の里人 優しく温かい懐の深さ 阿波へも伊予へも通じる道 柞田川を遡れば支流…
4月24日 誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございますした。 (拙句) 忘れ草忘れな草に迷ひけり 雅舟 【花】ワスレナグサ(ムラサキ科) 【花言葉】私を忘れないで 誠の愛 【短歌】振り向けば勿忘草の色冴えて明日のために咲くと思えり オオイヌ…
春来れば命生まるる自然の中 滅びし命人の名知らず
観音寺市に水車小屋が復活して早くも10年の月日が流れた。来訪者は当時ほど多くはないようだが、五郷里づくりの会は脈々とその伝統を維持して、更にアイデアを出して整備し続けている。柞田川の上流である。財田川や一ノ谷川がその名を水源に拠っているのに…
4月23日 誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございます (拙句) しずやしずしずのオダマキ今日の花 雅舟 【花】オダマキ(キンポウゲ科) 【花言葉】勝利の誓い 【短歌】誓いなど持たざるもよしオダマキの意志たかだかと花のむらさき オダマキの…
ここを目指して 人は登ってくる 朝日射す 巨鼇山雲辺寺が原 日本のふるさと五郷 観音寺市の山懐 温かき母のふところ 清く高く直き草木 温かく迎え入れてくれる 魂の源泉 どこまでも奥深い 山々が続く せせらぎの 音の絶えぬ谷川 堰いて造った 石積みのダム …
五 郷 讃 歌 巨鼇山雲辺寺山を目指して南に進む 柞田川に沿って車を走らせる そこは日本のふるさと五郷 観音寺市の山懐 温かき母のふところ 塵埃から遠ざかり 清く 高く 直き 草木の茂る 自然そのもの 人家はまばらで 住む人も多いとは言えないけれど 心優し…
海鵜と海猫 観音寺市 二級河川 柞田川 瀬戸内海、燧灘 対岸は尾道辺
仄かなる薄紅を愛すなり 女人にもあてはまること
餌付けなどした覚えないのになぜか近寄る鳩雀など
旅人と我が名呼ばれん君を捨て 雅澄 牡丹傘さす雨降る鄙は 雅博
4月22日 誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございます (拙句) 山躑躅燃える想いは深く秘め 雅舟 【花】ヤマツツジ(ツツジ科) 【花言葉】燃える思い 【短歌】少し酸っぱく少しは甘くかみたり きヤマツツジ燃え思いは咲けり 鳥海昭子 ヤマツツ…
平成に次いで令和の世の中に水車小屋とはAnachronism 時代錯誤などと蔑むこと勿れ今こそ自然回帰が大切 機械主義非人間主義を脱すること水車風車の元始に帰れ うつうつととぼとぼとあゆむ人間の本質に帰れ古里に還れ 郷土人力合わせて水車小屋造りて米搗き粉…
水車小屋への憧れ わが郷土柞田村は全て平野 山がありません 坂という坂もありません 五郷村は全て山です 川は水音がして下流に流れて 山奥に入れば次第に 流れの音がして 水車などが回れば 米搗き粉挽きができます 水車小屋でも建てればいいなあ そんな夢模…
あいにくの雨に牡丹花守るため相合傘をさしかけました。 我が家の庭に咲いた牡丹花が雨に崩れぬために相合傘をさしかけてやりました。
「うさぎおいしかの山」どんな味がしたのだったか 勘違い「大丈夫です」は肯定か否定かその場の雰囲気で決めねば 口調にて「いいです」の意味誤らず「いいの?」と反問確かめなければ 「お食事券」「汚職事件」を聞き違うそんなとんまはないはずなのに 「就…
五郷頌歌 何ものをも包み込んでくれる この郷土の空気 安らぎの風 この雰囲気はどこから来たのだろう 母の懐のように 大きく温かい 市の奥処 雲辺寺山がそびえ 限りなく斜面が広がる 勾配が上から下へ 下から上へ 地面と人間を支える なだらかな坂道 春は鶯 …
愛とは、心の傾斜にほかならぬと誰が言ったのか。その斜面に立っているのは、自然を、人を、愛することにおいて過剰でありすぎた青年の姿であった。現実の傾斜、時代の傾斜は、遥かな地平とはげしく交叉し、青春の苦闘は空しく非運のうちに終りを告げようと…
梨李いづれか分かねど我が苑に春爛漫を咲かせて鎮まる
森川義信の詩をめぐって 現代詩における生命頌歌の再発掘 『森川義信詩集』はまさに森川の墓標である。その数多からぬ作品は、戦争の影とともに成長し、ついにはその雲の上に消え去る運命を確実に予測した若者の、冷たく暗いけれども、痛いほど美しい生命の…
4月21日 誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございます (拙句) 少年のままの希望を今も持ち 雅舟 【花】サクラソウ(サクラソウ科) 【花言葉】少年時代の希望 青春 【短歌】幼くて抱きし希望いまもあり桜草自生の山陰にして 鳥海昭子 「少年時…
衣更着信の証言 森川義信の詩をめぐって ~現代詩における生命頌歌の再発掘~ 「勾配」のような絶品を残して、ビルマで戦没した詩人である。『荒地』の仲間は、軍隊にはいった者はそれぞれ奇跡的に生還し、⋯ひとり森川義信だけは帰り来ることがなく、太平洋…
春蝉を聞いて夫婦の喜び合う
牡丹花は咲き定まりて静かなり 花の占めたる位置のたしかさ 木下利玄
令和4年8月13 日 没後80 年記念 香川県を代表する戦没詩人 森川義信
4月20日 誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございます (拙句) 山吹や鶯名告るは空音かも 雅舟 【花】 ヤマブキ(バラ科) 【花言葉】 気品 待ちかねる 【短歌】時を待ち人待つことのかすかなる風にうなずく山吹の花 鳥海昭子 「待つこと」には…
【非業の死】遂げて戦死者数知れぬ古今東西悲痛の極み 大いなる【非望の命】掲げては青年たちは荒野を目指す 二度ともう【非戦の誓】したはずの愚かなるかな又紛争す 情超えて【非情の世】をばうち建てる理想国家は道遠けれど いざという【非常の時】を想定…