言うは易い【平和共存】唱えてもいつの時代も戦い止まず
控えめに【平穏無事】を祈っても唯何にもなくて渡世はできず
司る【平衡感覚】耳の中内耳の前庭半規管がそれ
全きは【平々凡々】これに徹し大それたこと企む勿れ
世過ぎには【平身低頭】更にまた〔三拝九拝〕〔三跪九叩〕
突然に【平地波乱】はあるもので平穏明け暮れ常にはあらず
特別に【平坦無奇】であろうともあっさり淡々これでいいのだ
この重語【平等平等(へらへいとう)】と読みまするどれも同じに揃っているさま
つきあい上【平生之好(よしみ)】と頼まれればなんで難題断れますか