2012-01-01から1年間の記事一覧

宗鑑の遺墨直筆

平成二十四年度(予定)秋 放送大学 剣持雅澄担当 講演題目 俳祖山崎宗鑑の遺墨 講演要旨 俳諧の始祖山崎宗鑑の書は宗鑑流と称され、県内外に今なお受け伝えられている。その実態把握は十分ではない。筆跡鑑定は難しいが、内容を検討する中で見えてくるものは…

2月13日 誕生日の花・花言葉・歌句・万葉歌

2月13日 誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございます (拙句)今日一日お日さま色で生きてみむ 雅舟 2月13日 【花】キンセンカ(キク科) 【花言葉】 慈愛 【短歌】 誰とでも仲良くしそうなキンセンカお日さまいろの顔をあげたり 鳥海昭子 オ…

短冊381

381 忍見鑑師禅窟跡雲閑松老境猶幽 百年塊吉今何在・下石泉空白流 祖格

短冊380

380 ちかの塩山雪にそう川せ一夜庵 久䡄

短冊379

379 夕くれもなし言葉のはなの一夜庵 賀留

霊木 むろの木(ネズ)

起 霊木 むろの木(ネズ)を詠んだ歌は『万葉集』に7首所載されている。 承 杜松(としょう)とも呼ばれ、材質の硬く、成長は晩い。 転 木の鳥居に使われ、風雨に曝されても他に比べて長持ちする。 結 万葉仮名ではこのようにいろいろ書かれている。

万葉植物

起 秋の七草「撫子」は万葉の代表的な花 承 棗も万葉植物(玉掃刈り来鎌麿室の樹と棗が本と掃かむため) 額田王の長歌に出てくる「臣」の木は、今の樅と思われる。 結 春の野に菫摘みにと来し我そ野を懐かしみ一夜寝にける(山部赤人)

2月12日 誕生日の花・花言葉・歌句・万葉歌

2月12日 誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございます (拙句)若者も「同行二人」遍路みち 雅舟 2月12日 【花】アセビ(ツツジ科) 【花言葉】 二人で旅をしよう 【短歌】 花房の白きアセビの続く道きさらぎの空高く晴れたり 鳥海昭子 釣り…

大河ドラマの西行(二)

起 猫を抱く西行 承 文武に秀で、眉目秀麗の西行 転 密かに西行の憧れる意中の人 結 待賢門院の女房中最も優れた歌人 (清盛第五回より)

源氏で最も魅力ある六条御息所

女の性(さが)を最も象徴的に具現化して、魅力ある登場人物は、 紛れもなく、六条御息所であることは否定できまい。「葵」~「賢木」の巻に描出された彼女をビジュアルに示そう。 起 承 転 能の「野宮」での六条御息所 結 六条御息所を嵯峨野野宮に訪う光源…

「もろだ」とはネズの木

讃岐で「もろだ」と呼ぶ木はネズ(ネズミサシ)、万葉名「室(むろ)の木」のことである。 なかなか大きくならないが、材質が細かく堅いので、何かと用具に使われる。はで杭、おうこ、鍬の柄、そして木の鳥居にまで。しかし、今ではこの木は容易に見当たらない…

2月11日 花・花言葉・歌句・万葉歌

2月11日 誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございます (拙句) 梅佳節 この美しき日を生きむ 雅舟 2月11日 【花】マンサク(マンサク科) 【花言葉】 神秘 直感 【短歌】除雪せし側の枝から咲きはじめマンサクの花まだ雪の中 鳥海昭子 マン…

短冊378

378 下の客は 酉参 のごとし一夜庵 教貝

短冊377

377 月みれば一夜庵か世界の家 豫州天満之住寺尾氏春清

短冊376

376 括怒名や月華の路一夜庵 青井氏世川

岡田利兵衛氏の書簡

岡田氏には、俳諧の始祖宗鑑(一夜庵)俳諧資料を持って行かれている。 岡田 利兵衞1892~1982)は国文学者。号は柿衞。聖心女子大学名誉教授。伊丹市名誉市民。江戸時代より続く酒造業を営む岡田家に生まれる。 戦前に伊丹町長、戦後は伊丹市長を歴任し、戦…

2月10日 誕生日の花・花言葉・歌句・万葉歌

2月10日 誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございます (拙句) アザレアは姉妹の花と言うべけれ 雅舟 2月10日 【花】アザレア(セイヨウツツジ科) 【花言葉】 愛の楽しみ 節制 【短歌】にぎやかに語りあいつつ寄りあえる姉妹のようなアザレ…

大河ドラマの西行(一)

(清盛第四回より) 北面の武士、佐藤義清(憲清とも)。清盛と同年永久6年生まれ

短冊375

375 春駒も踊らば越つへし琴弾山 十三歳上村氏左傳

短冊374

374 宗鑑かゝし花をの云は一夜庵 一心

短冊373

373 社頭祈世 ・年の音たかだかと聞えなは いつもわすれぬ世を祈るなり 照坂

源氏物語「賢木」の巻

二月の剣持源氏物語講座は「賢木」の巻…朗読は幸田弘子さんです。 光源氏 六条御息所 賢木(榊)を介して 歌の贈答 心に迫る暁の別れ

起承転結「ベランダから見える遠山」

起 ☆善通寺五岳…空海の誕生し修行した山・そして西行の訪ね参拝した山 承 ☆大麻山…天下の金比羅本宮が鎮座している山 転 ☆(右)琴弾山…宗鑑・一茶が来たりし山 (左)紫雲出山…浦島伝説の山 結 ☆七宝山…高屋山(里山)…山頂の稲積山に古今の名作文学碑10基が建つ

2月9日 誕生日の花・花言葉・歌句・万葉歌

2月9日 誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございます (拙句)緋を翳す寒木瓜の情冷ますべし 雅舟 2月9日 【花】カンボケ(バラ科) 【花言葉】 熱情 【短歌】寒の陽をはねかえしたるカンボケの心根朱し素朴に朱し 鳥海昭子 この花のあたたかな…

変わる

五八一号 変わる 剣持雅澄 この世は無常だと言う。言い換えれば、常に変わっていく。「変動」するものとして総括し、ここに動詞十種の十倍=百通りに分類することもできる。 動揺(運動・動揺・振動・傾斜・転倒・回転・滑り・弾み・翻り・浮動)、移動(移動…

2月8日 誕生日の花・花言葉・歌句・万葉歌

2月8日 誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございます (拙句)人の世の全てのものとハーモニー 雅舟 2月8日 【花】サンガイグサ(シソ科) 【花言葉】 調和 【短歌】サンガイグサ咲き競いつつ早春の野辺おだやかに夕陽がとどく 鳥海昭子 一年の…

短冊372

372 出ぬ月も有明浜や一夜庵 今村氏義久

短冊371

371 ・林しけれ我らこときも一夜庵

短冊370

370 郭公われらもとよひは下の客や 真鍋氏吉有

起承転結「高瀬の風景」

起 茶所は今しんしんと春寒し 懐かしき娘はいづこへか去りゆきし 承 室の木と旅人の詠みしネズミモチ むろの木に託して亡妻悼む歌 転 あはれ娘の十五歳にて事故死せし 担任の生徒逝きてより半世紀 結 蛍の里この宮川の余寒かな ふるさとの川ここにあり潺々と…