2023-03-01から1ヶ月間の記事一覧
仏人のジョルジュの言った言葉なり「文は人なり」人柄如実 字の書き方きちんと書く人雑な人「書は人なり」と言ってもいいか 性格も状態も分かる肉声「声は人なり」声音で分かる人の内声 いそいそとまたゆったりと歩くにて「足は人なり」内心分かる 目つきの…
連翹の花のたわみをとびこえて啼くうぐひすの時にちかづく (太田水穂) 塀のうちに連翹咲ける家のありししづかなる街と思ひつつゆく(三ヶ島葦子) 春日てるこの村にいりて/連翹の黄なる花みぬ。/みちべ明るく。(石原純) いにしへの筑摩の出で湯 鄙さびて、麦…
彼岸会のどの花もみな招魂花 雅舟 てふてふの誰が魂の訪ないか 雅舟
すくすくと育つはずなる子供たち芯を止めらる定めぞ辛き つんつんとすげなく断るお前さんいつからそんな女になった にこにこと人触りよき付き合いの裏に潜めしものぞ哀しき わさわさと人にもの言う性格を一旦はいいと思いしものの えんえんと過去の自慢を吹…
3月21日 誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございます (拙句)ひたすらに花の心で今日を生く 雅舟 【花】ハナノキ(カエデ科) 【花言葉】 信仰 【短歌】紅いろのハナノキの花咲きたりと習いはじめし絵てがみ届く カエデ科のハナノキはハナカエ…
十人十色、こんな人がいました。 赤 鉄幹と晶子を真似して逃亡(とんぼ)せし歌人師弟あり 橙 聖職者それでも酔えば乱痴気暴れたり目も当てられぬ 黄 無学無知な母にして子は天才科学者博士として身を立て 緑 私生児として育てられし娘二人それぞれ令しく和し…
令和5年雅歌仙(15) 雅博雅澄 両吟 令和5年3月20日満尾 1 春の日を浴びて和らぐ雛の顔 雅博 2 浮かんで消えてまた浮かぶ仁 雅澄 3 梅の香や三寒四温雨降りて 博 4 野焼き脱する兎国民 澄 5 四十六月を目指してアルテミス 博 6 銀河に抱かれ女神悶絶 澄 7 もう…
恨みなく裏切られることもなく花鳥風月と共に生きる倖
十分に注意したはず気のゆるみ「千慮の一失」水の泡になる 「九仞の功を一簣に欠く」と言うとおりある日魔が差し一生不作 「蟻の穴から堤も崩れる」ということを知らねば後の祭となる 「上手の手から水が漏れる」こともあり「うっかりミス」は度々起きる 予…
3月20日 誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございます (拙句) 雨晴れていざ春彼岸参りかな 雅舟 【花】スミレ(スミレ科) 【花言葉】 誠実 真実の愛 【短歌】花の名をいく度となく問われます先生老いてスミレ花咲く 鳥海昭子 野原や道端でも見…
香川県69番札所観音寺の寺名は正しく「カンノンジ」ただし「カンオンジ」と言われてもかまわない(住職の言)。 市の名前は「カンオンジ」 地元の人は一音略して「カオンジ」と言う。「カンノンジ市」などと呼ぶ人は県外の人、まちがいない。香川県人で「カン…
土地所有権利頂き安心した【安堵】はそんな箔付いたもの 【安寧】秩序乱されたくない世の中にごり押しをする捻くれ居る 【安穏】に暮らすご隠居旦那衆【安楽死】までかないませぬぞ 中国の唐の武将の【安禄山】 山名でない 吾子に殺される エゴノキ落葉高木…
歌聖西行は讃岐香川県へ慰霊の旅に来ている。その事実以上に伝説が多い。日本で一番多い讃岐西行伝説を訪ねて「随筆無帽」に連載、県外にも足を伸ばした。全国にはまだまだ西行伝説は残されているが、本書だけでも西行伝説のパターンは示されている。全国に…
ふるさとの川辺に河津桜ありわざわざ遠くへ行かなくていい 芝桜緋色緻密や愛なき婚 楠本健吉 旅果ての眠たさにあり芝桜 伊藤淳子 若き父のまあるい眼鏡芝桜 遠藤秀子 芝桜会う約束もない休日 剣持雅舟
3月19日 誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございます (拙句) しだれ梅しだれ桜と継ぐうれしさ 雅舟 【花】シダレザクラ(バラ科) 【花言葉】 優美 【短歌】朝に匂い昼にたゆたい夕べには優しく佇てりシダレザクラよ 鳥海昭子 天から降り注ぐ…
◎春雪の不貞の面て擲ち給へ ◎冬の月少女花うり店しまふ ◎夫ならぬひとによりそふ青嵐 ◎秋ゆふべねじ切るわざを見てならふ ◎あきのあめ襟の黒子をいはれけり ◎湯の中に乳房いとしく秋の夜 ◎しぐるるや掌をかさねおく膝の上 ◎欲るこころ手袋の指器に触るる ◎実…
穏やかで 平和な 瀬戸内 燧灘(ひうちなだ) 世界の戦争 他所事として
ニ三日彼岸の前の寒さかな 連れ立って彼岸詣や六十年 二十基の知らぬ先祖や彼岸詣 叔父叔母のひょこひょこ彼岸詣かな 都から彼岸詣に来ると言ふ 忘れてはいなかったのか彼岸詣 菜の花も添へて彼岸参りかな 花芝が長持ちのする彼岸参り 母方の方が気の向く彼…
戦いはスポーツだけでいいのです国と国との戦い止めよ 争いはスポーツだけでいいのです国と国との争い止めよ 競うこと文化だけでいいので軍事競争愚の至りなり 人として恥ずべきことを繰り返し戦勝という愚冠かむるか 勝ち戦さその反対の負け戦さその交戦を…
山崎宗鑑(やまざきそうかん) 天文22年(1553)没 行年89歳 戦国時代の俳諧連歌師 【出身】近江国志那郷(現在、滋賀県草津市志那町) 【父祖】近江源氏佐々木秀義五男左衛門義清の後裔(山崎離宮八幡井尻の子、八条之小野光家朝臣の孫とも言われる) 【幼名】志那…
3月18日 誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございます (拙句) 岩団扇仰げば光る春の使者 雅舟 【花】イワウチワ(イワウメ科) 【花言葉】 春の使者 【短歌】イワウチワ春の使者とて咲き出ずる愛しきいのちうちふるえるを 開花が春の到来を知ら…
山梔子に提灯燃ゆる農奴葬 飯田蛇笏 山梔子の花の矢車平らかに 高濱年尾 あさきゆめ梔子の香が濃かりけり 平井照敏 山梔子の香に眠り落ち女どきなる 山田弘子 山梔子の花ほど白き帯のなし 長谷川かな女
山崎宗鑑=室町末期の俳諧連歌師(生没年不詳)香川県観音寺市興昌寺一夜庵 終焉の地 宗鑑没後、一夜庵は荒れるにまかせていたらしいが、江戸時代になり俳人を中心として再興されるに至った。延宝9年(1681)に無妄庵宗実坊が、岡西惟中を仲介として、西山宗因の…
命長ければ辱多し さはいえ人は 恥のかき捨て 潔く命投げ出す人にあれば 己が命鴻の羽毛より軽し 我が命 早旦夕に迫れども 悠揚迫らぬ人 神々し 命日は大方忘れて生きている 祥月命日これは忘れぬ 一ヵ所の領地を大切「一所懸命」「一生懸命」これが普通に …
通りゃんせ どうぞ通してと願っても 行きはよいよい 帰りは恐い 赤い靴 海を渡って行ったけど 異人さんの国から 帰って来ない 日が暮れる あの町この町日が暮れる 今来たこの道帰りゃんせ カエルでなくても 帰れよカラス かわいい七つの子があるからね 春が…
3月17日 誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございます。 (拙句) 草木瓜の隠れ咲くゆえ一目ぼれ 【花】 クサボケ・シドミ(バラ科) 【花言葉】 一目ぼれ 【短歌】願わくば今日一日のゆとりあれ朝の陽うけてクサボケ咲けり 鳥海昭子 ボケに似て…
本日、「早苗塚」の横看板の柱に「松尾芭蕉の句碑」縦書きを柱に添える 「早苗塚」の文字看板を明瞭に塗り替えるに際して助手が突然「神」の出現 カメラに撮りたいが何者かに盗られて目下手持無沙汰ひたすら「忍」の一字 何十年かの心通じ合う師弟関係は容易…