厭離穢土10首


        厭離穢土10首

   目が穢れるような物あり謙虚さのつゆなき看板建てる人あり   

   生き馬の目を抜く都会に住んでいて帰りし田舎の平穏破壊

   生存競争勝ち抜く術を教えたる実利の裏の歪んだ教育

   貧者救済この世の歪みに背を向けて勝利することのみを求むか

   貪欲の人間様に輪を掛けて清貧という仁徳教えず

   木を伐るという自然への逆らいの日常化して悔い改めず

   金科玉条絶対とする愚かさを悔い改めず小賢し人間

   槍玉に全て挙げたき人の群れ神の畏れも知らぬ現そみ
  
   大海を越えて協和の世界をと願う悲願はいずこにゆきし

   西行芭蕉高く悟りて俗に帰りし垢を煎じて飲むこと忘れし

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