ただ小鳥【囀る】ではなくこうるさく「さえずる」女を指すこと可笑し
【鶏鳴】のまねして関門を突破せし故事があるなり面白く聞く
その辺りに降るように鳴く【蝉時雨】俳句の季語は何かゆかしい
動物に譬え【鼠鳴き】【烏鳴き】それに反して「鶯鳴き」はない
【すだく】とは虫鳥などが集まり鳴く二つの意味が後には分化
【吠える】とも【遠吠え】とも言う番犬や狼類の気味悪く鳴く
海豹が猛虎が【嘯(うそぶ)く】吠えることであっても空恐ろしい
【嘶く】は馬の鳴き声 声高く「い」と声上げ「いななく」ことらし
【咆哮】は【哮る】ことなり猛獣が鋭い声で「たける」のである
人間が感情で「泣く」 同じ「なく」鳥が【鳴く】のに感情あるや